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2010年3月31日 (水)

エナガの食べ物

今日は、冬場のエナガの食べ物に注目してみました。

冬の間、エナガは、集団行動をしています。甲山の一集団は、森から出てくると、大きなアカメヤナギの木に止まり、一気に、葦原へと降りていきます。一日、何度も繰り返し葦原へやってきました。

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エナガ・・・1/19甲山にて
木の下にいたら、葦原に行く前に、こんな可愛い表情をして、覗き込んできました。この後、集団で葦の中へ。

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エナガ・・・1/10甲山にて
何回も来るとは、よほどのご馳走が待っているのでしょう。葦の葉鞘を剥いで茎にはりついているものを必死に食べています。ジュリジュリ、バリバリ、にぎやかです。

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私も葦の葉鞘をはがしてみました。正式名称は分かりませんが、カイガラムシの仲間です。どうやら、この虫を食べに来ていたようです。

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エナガ・・・1/24武庫川中流域にて
こちらは、別の団体です。アキニレの実と思われるものを集団で食べていました。虫ばかりでなく、木の実も食べるのですね。

虫が豊富な季節になると、青虫の類や、小さな蛾の仲間なども食べていました。また、秋に実ったアケビを食べているところも目撃しました。結構、何でも食べるのですね。

   ★上記下線部についての追記・・・4月7日
 野鳥大好きさんから、気になるコメントいただきました。
 「図鑑には、実についた虫のみ食べる・・・」とのことです。
 私には、実をほおばっているように見えたのですが、虫をよって
 
いるだけかもしれません。確信が持てないので、断定は避けて
 おきます。今後も観察していきたいと思います。小さな鳥さんは
 観察が難しいですね。

            
 

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エナガ・・・2/14甲山にて
寒いときは、やはり、ふわふわまん丸です。この子は、群れの中にいません。実は・・・

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エナガのカップル・・・2/14甲山にて
もう、2月の中ごろになると、2羽で、別行動しているエナガが見られました。上の子には、ちゃ~んとお相手がいたのです。3月にもなると、いつの間にか、エナガの群れに会わなくなりました。今では、あちこちでカップルに出会います。そろそろ、繁殖の季節を迎えたようです。

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2010年3月21日 (日)

ルリビタキの食べ物

19日、桜が咲き始めました。ちょっと、焦ってしまいます。ルリビタキが旅立つ前に、この冬の様子をアップしておかないと・・・

 *画像をクリックすると大きくなります。
 *元画面に戻るにはブラウザの〔戻る←〕をクリックしてください。

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ソメイヨシノ・・・3/19
まだまだ、花見には早いですけど、春が来たという感じですね~♪

夏、信州の2000m級の山へ行くと、ルリビタキに出会えます。繁殖していて、幼鳥に出会うこともあります。 ところが、甲山(標高309m)では、冬にやってくる鳥で、春には、どこかへ移動してしまいます。

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ルリビタキの雄・・・2/21甲山にて
石垣に張り付いて、何をしているのかと思ったら、石の隙間を覗き込んで虫を探しているようです。

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ルリビタキの雄・・・2/21甲山にて
上と同じ固体で、この子は、この石の上が大好きです。縄張り巡回をするとき、必ず、この大きな石の上にやってきます。

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ルリビタキの雄・・・2/13甲山にて
こちらの男の子は、梅林を縄張りにしています。なかなか梅の花との写真を撮らせてくれません・・・花の傍より、梅の木 を支えている杭の上がお気に入りです。
彼らは、石の上や杭の上が、単に好きなわけではないようです。縄張り巡回しながら、見晴らしの良いところから、食べ物を探しているそうです。突然、地面に降りて、何かをつついていることがあります。小さな虫などを見つけては舞い降りているようです。カメラの前でポーズを取るためにお立ち台に立つわけではないのですね~。

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ルリビタキの雄・・・2/14甲山にて
また別の縄張りを持つ山の中の子です。ルリビタキも、ジョウビタキ同様、虫などのほうが好みのようですが、冬場は、よく、ヌルデの実を食べています。木の実も大切な栄養源なんですね。

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ルリビタキの雌型・・・2/3甲山にて
この子は、雌、または雄の若鳥。何を見つけたのでしょうか。小さな実をくわえています。近くには、松ぼっくりが落ちていましたが、マツの実なのでしょうか。それとも、他の木の実かな。私には、とても、見つけられません。

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ルリビタキの雌型・・・2/3甲山にて
遠くにいるときは安心して、日向。そして、慎重に日陰をたどりながらやってきました。というより、食べ物を探していたら、近づいちゃったというところでしょうか。低いけど、やはり、石の上が好きですね。見晴らしはいかがかな。

冬の初めは、ジョウビタキ同様、雌型ばかり出会いました。冬も後半になって、やっと、青いルリビタキたちに遊んでもらえたのに、そろそろ春です。去年は、4月10日前後まで、観察できました。そして、15日ごろには、夏の青い鳥、オオルリに出会っています。4月は、冬鳥と夏鳥が入り乱れる楽しい時期ですね~♪ 冬の青い子と夏の青い子のバトンタッチはいつになるのかな。

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2010年3月16日 (火)

ジョウビタキの食べ物

足元に小さな花が咲き、蝶たちが舞い始めました。 冬鳥のジョウビタキたちは、渡りの準備中といったところでしょうか。 飛び立ってしまう前に、この冬の様子を・・・・・

 *画像をクリックすると大きくなります。
 *元画面に戻るときは、ブラウザの〔戻る←〕をクリックしてください。

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ジョウビタキの雄・・・3/14甲山にて
開花を待つ桜の枝で、春の陽をたっぷり浴びて、のんびり~♪

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ソメイヨシノ・・・3/14甲山にて
桜のつぼみが膨らんで、ほんの少しピンク色の花びらが顔を出し始めました。

さて、時間を真冬に戻して・・・

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ジョウビタキ雄・・・2/14甲山にて
寒いときのジョウビタキは、ぷっくり膨らんで寒さをしのいでいます。

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ジョウビタキの雌・・・2/28甲山にて
こちらは、お嬢様です。やはり、寒い朝は、ふっくらまん丸!

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ジョウビタキの雌・・・1/11甲山にて
画像は悪いけど、これは、下の枝から、ジャンプして、ヒサカキの実を取っているところです。翼があるのだから、上の枝に移ってから取れば、楽なのに・・・

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ジョウビタキの雌・・・2/7神戸にて
ナンキンハゼの実がたくさん落ちていました。逆光、しかも植え込みの隙間からですが、拾ったところをパチリ!こんな硬い実も飲み込んでしまいました。

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ジョウビタキの雄・・・2/14甲山にて
植え込みのツツジのところへ、何度も何度も飛び込んでいきます。何をしているのかと思ったら、ツツジに巻きついていたヘクソカヅラの実を食べていました。

ジョウビタキは、冬の間、いろいろな草木の実を食べています。でも、いれば、昆虫類やクモ類のほうが好みのようです。 また、ミミズなども見つけて食べていました。(2008年1月29日の記事をご参照ください。) 今は、もう、虫たちが活動を始めています。渡りの前にたくさん、栄養が取れるでしょうね。 今年はいつまでいるのかな~。

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2010年3月 1日 (月)

ヒヨ対ムク・・・どちらが強い?

たわわに実ったセンダンの木に、連日、ムクドリ軍団とヒヨドリたちがやってきます。雨の日もにぎやかでした。そして、あっという間に木の実がなくなってしまいました。わずかに残った木の実を求めて、やってきたのは・・・

 *最初の4枚の画像はクリックすると大きくなります。
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ヒヨドリです。じ~っと木の実を見つめています。

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ジャンプ!そして、パク。お見事です。でも、もう少し楽に取れる場所へ移動すればいいのにね~。

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センダンの実は少々大きくて硬いため、飲み込むのが大変そうです。写真はボケちゃいましたが、まずは、枝に実をたたきつけています。これではぜんぜん割れないのですがね・・・

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意を決して飲み込みました。

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さて、他の場所でも、ヒヨちゃんは、センダンの実をゲットできて、嬉しそうです。ところが・・・

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せっかく、ゲットしたと思ったら、ムクドリが後からやってきて、横取りしようとしてきます。

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あ~あ、ついにムクドリに実を取られてしまいました。しばらく、上のほうから、ムクドリを窺っていましたが、結局あきらめたようです。
木の実取りゲームはムクの勝利でした。

先日、ムクドリたちが、いやににぎやかに鳴いていました。ふと見ると、道路の上で、ムクドリ同士が、取っ組み合いのけんかです。周りには、4,5羽のムクドリが、見学していました。まるで、野次を飛ばしているかのよう。ケンカは長いこと続いていました。ムクドリは結構気があらいのですね。

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 *明日から一週間ほど不在になります。お返事ができませんのでコメントは閉じていきます。

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