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2010年2月16日 (火)

河原でセッカ

武庫川の河原で、冬に来るオオジュリンを探そうと思ったのですが、やはり見つからなかった。でも、ここでは留鳥のセッカたちが健在でした。

去年の夏、ゲリラ豪雨に台風にと川が増水し、河原の植物たちがなぎ倒され、流されたり土砂に埋まったりしました。私の観察していた葦原も大打撃を受け、秋に少ししか成長できなかったしょぼしょぼの葦原ができただけでした。冬場の隠れ場所と同時に採餌場所だった葦原がスカスカ状態。心配していた通り、オオジュリンたちは来ていないようです。

しかし、すかすかしたお陰で、いつも、茂みの奥に隠れているセッカたちが見やすくなったようです。

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セッカ・・・1/20武庫川にて
名前も知らない顔見知りの方に声をかけられ、おしゃべりしていると、目の前の草叢に小さな鳥たちが出たり入ったり。セッカです。しゃべりながらも、カメラで鳥を追い始めていました。

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上の写真は、2羽のセッカがいます。右上と左下です。セッカは、非繁殖期は単独で生活をするので、縄張りを守るために、一羽のセッカは追い出されてしまいました。今年は、草叢が少ないので、ケンカが絶えないかもしれません。

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比較的近くに出てきてくれました。

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セッカの冬羽は、頭に、黒白縦じま模様のお帽子をかぶっているようにみえて、とても可愛いです。夏は、この白っぽい線がほぼなくなり、こげ茶色の帽子になります。

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ボケた上に目がちょうど茎に隠れてしまいましたが、こちらを振り向き、怒っているようです。お帽子の黒い三本筋がモヒカン刈りのように立ち上がっています。怒った顔も愛くるしいですね。

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天気が良いと、ヒドリガモさんたちは、土手の上までピクニック。ひたすら、草をついばんでいます。

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こちらはイソシギです。水につかりながら、頭かきかき。と~っても気持ちよさそうです。

一見、枯れ草色の河原はさびしそうですが、よく見ると、鳥たちが元気に活動していますね~。

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2010年2月 9日 (火)

初見のサンカノゴイ

1月17日は久しぶりに大阪の公園まで足を伸ばしてみた。 嬉しいことに、初見の鳥に出会うことができた。

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サンカノゴイ
鳥がどこにいるのか分かりますか?体は右側、長く伸びた首が真ん中にあって、左上に顔が見えています。ガマの枯れた茂みの中にいて、どこからも良く見えません。色が保護色で、人に教えていただいたのですが、探すのが大変でした。

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サンカノゴイ
こちらの画像なら、やっと、鳥さんの全体像が分かるでしょうか。ゴイサギとよく似たスタイルの鳥でサンカノゴイといいます。
この鳥は、環境省レッドリストの絶滅危惧IB類(EN)に指定されていて、日本での生息数は少ない。
北海道、本州の一部で繁殖が確認されている。その他の本州以南各地では、冬に渡来する。
体長は70センチくらいの大きなサギです。主に夜間活動し、葦原からめったに出てこないので、なかなか見られないのだそうです。
画像からは、分かりにくいですが、目は黄色、足は、黄緑色です。

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サンカノゴイ
ガマの隙間から見える、正面姿。頭が黒く、首の正面は褐色の縦筋があります。

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サンカノゴイ
ちょっとぼけてしまって、分かりにくのですが、これもほぼ正面、ちょっと右向いてます。ただし、頭から、首にかけて、総毛だっています。怒ったわけではなく、首をぶるっと振って羽繕いした直後だからです。

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サンカノゴイ
こちらは、後姿。前や横から見るとずんぐりしているのですが、後ろから見ると、いやに横幅が細く見えます。これはクイナに似ているかな。

昼だったためか、行動が、のっそりとしていました。ガマの隙間をあちこちから覗いたのですが、すっきり見えるところがなく、残念でした。でも、初見の鳥に会えて万歳!

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2010年2月 4日 (木)

寒そうなヒガラとミソサザイ

どんどん写真がたまります。たいしたものではないのですが、少し古い物からアップします。

年末の軽井沢は、鳥影が少なかった・・・・・しかも、朝から、同行者の携帯電話が鳴りっぱなし。仕事が追いかけてきちゃいました。携帯って、便利なような不便なような・・・

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ボタンヅルの種
今年も見っけ! ふわふわと鳥の羽みたい~。光にあたって、きらきら輝いていました。

同行者は仕事モードになり、先に山を下りてしまいました。一人、のんびり歩いていると、池の傍の茂みでガサガサ。

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ヒガラ
いつも針葉樹の高いところにいて、なかなか近くで見れないけど、水浴びに来たのかな。羽繕いしながら、のんびりぷっくり。枝が込んでいるので安心しているよう。

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ヒガラ
やはり気になるかな。邪魔しないでと、怒られちゃいました。ふっくらほっぺに寝癖の付いた頭が可愛い。
体長11センチとカラ類では一番小さい。

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雪だるま
この年末は雪が少ない。子供たちだろうか、木の根元にミニサイズの雪だるまが三つ。表情が面白い。

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ミソサザイ
同行者の仕事が片付いたのは夕方。沢筋はもう日陰で、暗い。それでも、水浴びしている小鳥さんがいないかと、川を覗き込んだ。やっと見つけたのが、小さな目立たないミソサザイ。こちらも体長11センチほど。動かなければ、分からない・・・
もう一羽、カワガラスのような鳥が飛んでいったが、確認できなかった。

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夕日に染まる雑木林
高いところだけ、まだ、夕日がさしていた。冬枯れした木々が赤く燃えるようだ。白い月がちらりと見えてました。まもなく、月が輝く時間となります。

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