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2009年11月14日 (土)

武庫川のヌートリアとカダヤシ

日の出頃の武庫川を初めて散歩した。雲が多く、まだ、薄暗い。カモたちは、小集団を作り、のんびり羽繕いをしている。そんな中カモとは違う動きをしているものがいた。

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早朝の武庫川・・・11/9
画面の少し左下に泳ぐ小さな黒いもの、これがヌートリアです。

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早朝のヌートリア・・・11/9武庫川
コンデジしか持っていなかったので、小さくしか撮れませんでしたが、真ん中では、二匹のヌートリアがじゃれ合っていました。下にももう一匹泳いでいます。

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早朝のヌートリア・・・11/9武庫川
こちらは、浅瀬を歩いています。この姿を見ると、ネズミなんだなって思いますね。ヌートリアは、夜行性なので、薄暗いこの時間帯は、活発なのでしょう。少なくとも六匹はいました。でも、昼も活動しています。

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泳ぐヌートリア・・・11/4武庫川
別の日ですが、お昼頃の武庫川でも、ヌートリアは、元気に泳いでいます。

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昼寝中のヌートリア・・・11/4武庫川
さてさて、こちらは、居眠り中。やはり、昼間は眠いのかな。

最近、私が散策している地域では昼間でも一度に3匹確認できたり、頻繁に出会えるようになった気がします。確実に増えているのでしょう。
ちょっとかわいく見える巨大ネズミは、特定外来生物に指定されています。周りの市では、作物の食害や、田んぼの畦に穴を開けて漏水させるなどの被害が多くあり、今年「ヌートリア防除実施計画」が策定され、駆除が行われているようです。
胴が、50~60センチ前後、体重が10キロ近くになる巨大ネズミには、天敵がいなさそうです。増える一方ですよね。気の毒な運命をたどらずに、人間や日本の生き物たちとの共存ができればよいのですが・・・

091114nagaeturunogeitou0714 武庫川には、特定外来生物と指定されている植物がいろいろあります。右の画像は、そのひとつの、ナガエツルノゲイトウという南米原産のヒユ科の植物です。水陸両用で、河川や湿地に群生し、武庫川では、たくさんみられます。今年は、ゲリラ豪雨による増水で、流されたり、陸に打ち上げられたりして大量に枯れました。でも、根が残っているところから再び芽を出しています。適当に増減を繰り返しながら、広がっているような気がします。
さて、招かざる植物ですが、ヌートリアがこの植物の茎を握って食べているような仕草を見かけました。排除すべき植物を食べてくれるのはありがたいかもしれません。

このナガエツルノゲイトウは、水面にも広がっていきます。この植物の下には、いろいろな魚が集まっているようです。絶滅を危惧されているこの子もいます。

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メダカ・・・11/4武庫川
そうです。メダカです。画像の上と下二匹がメダカです。シリビレの基部が長く長方形をしています。また、水の中に見えているのはナガエツルノゲイトウの茎と根。こんなところを住処にしています。
ところで、頭が見えない真ん中の魚は何でしょう。

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カダヤシ・・・11/4武庫川
こちらの画像と同じ魚で、カダヤシといいます。メダカによく似ていますが、シリビレの基部が短い。こちらは、北アメリカ原産の外来種で、特定外来生物に指定されています。
カダヤシは蚊絶やしのことで、マラリア撲滅のためにボウフラを食べてもらおうと各地で放流された。日本でも水質汚染のために大量発生した蚊を退治するために放流された。今では、メダカの生息を脅かすものとして、特定外来生物に指定された。
カダヤシは、卵胎生といって、お腹の中で卵を孵し、仔魚を産む。卵を産み付ける水草が必要なく環境を選ばない。卵を食べられることなく仔魚を増やせる。それゆえ、メダカよりずっと繁殖力が強い。
武庫川では確かに、カダヤシが多いが、メダカも結構同居して、ナガエツルノゲイトウに住処を守られているような気がします。

なんだか、長い記事になってしまいましたが、特定外来生物たちも、日本の生き物たちと共に生態系を作りつつあるように思うのですが、どうでしょう。実際、数を調べたりしたわけではないので、メダカが減少したとか、日本の植物が少なくなったという現象が起きているのかもしれませんが・・・

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自然」カテゴリの記事

コメント

外来種は気の毒ですね^^日本の行政事情で
連れてこられて最初は重宝され^^増えると今度が
特定外来種^^ジャンボタニシもアメリカザリガニも
このメダカさんも同じですね^^他にもあるでしょう^^
ヌートリアですか2ヶ月前にケロリも川で見ましたよ^^
顔以外はねずみソックリさんだったので写真に
しませんでしたけど^^この写真をみて記憶が蘇り
ました^^

投稿: 明日はケロリ^^ | 2009年11月15日 (日) 01時40分

こんばんは~。
ジュリジュリさん ずいぶん早起きなんですね~、
日の出頃の空の様子も刻々とかわって素敵ですよね。
早起きも 起きてしまえば 歩き出してしまえば爽快なんでしょうね、でも私 朝は苦手~(^^ゞ

巨大ネズミさん、とってもユーモラスで可愛くさえ見えてしまいます。
カダヤシは初めて聞きました。
めだかみたいですね。
自分からやってきたわけではないのに、ふえすぎると邪魔者扱いはちょっと気の毒な気もしますけど、在来種への影響など 取り返しがつかなくなる前に 何とかしなくちゃいけないのでしょうね。
こちらのほうの池にも田んぼにも林の中にも 特定外来種はたくましくふえ続けています。ガビチョウも賑やかです(^_^;)

投稿: zucca | 2009年11月15日 (日) 21時17分

こんばんは。
私も朝は苦手に一票!
早起きも出来ないし、起きていっとき頭がボーっとしています。
あ、頭がボーは年中かも(^^ゞ

ヌートリア、こちらでは目の敵にされていますよ。
私も公園の池のカモの小屋でお昼寝をしているヌーと出会いました。
記事にしましたのでお暇があったら見に来てくださいね。
メダカもカダヤシもいるようですが、泳いでる時は見分けがつきませんね。

投稿: シマのママ | 2009年11月16日 (月) 19時28分

わたしが伊丹に居たころはそうでもなかったですが、3年程前に再び訪れたら、へーっという程増えていました。石垣でも、ウオーターレタスという外来の植物が川をはびこり、その上をレンカクが歩くという不思議な光景を見ました。台風で流されても、やはり根が残っていて川を一面覆い尽くすのだそうです。やはり、困ったちゃんは居ないほうがいいなーあ。

投稿: 野鳥大好き | 2009年11月16日 (月) 19時43分

< 明日はケロリ^^さんへ >
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすいません。
ほんと、外来種は、役に立っているときは重宝がられて、必要なくなり増えすぎると、厄介者扱い。なんとも気の毒ですよね。
武庫川には、外来種が多く、特定と指定されている生き物がいろいろ見つかります。日本本来の生き物たちにどれだけの悪影響を与えているのか見ているだけではわかりません。まだ、2年半ほどのお散歩でしか見ていないので観察不足でしょうね。
ケロリさんも、ヌートリアに出会ったのですね。確かに、歩いている姿は、まさにネズミさんです。でも、泳いでいたり、草むらにうずくまっている姿はかわいいかな。つい、カメラを向けてしまいます。生き物はなんでも、被写体にしてしまうかな。

< zuccaさんへ >
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすいません。
あはは、実は、私も早起きは苦手です~。この日は、たまたま、日の出前に駅まで送ってほしいという人がいたので、帰ってきてから、早朝の河原を見に行きたくなったのです。薄暗いのにもう、ウォーキングやランニングの人たちがいました。気持ちよかったですよ。でも、こんな日だけです。
ヌートリアは、よく見ると、目は小さいし、耳も小ぶり。それほど器量よしではないかも。でも、どこかかわいく見えます。
カダヤシは、福島県から沖縄まで広がっているらしいです。いつも泳いでいる姿しか見たことがないので、シリビレの形を確認するまでは、メダカかカダヤシか自信が持てません。大きさも色もそっくりです。
自然にやさしい対処方法として輸入されたものが、従来の日本の自然を壊していく。皮肉ですね。ペットにしたり、役に立つからと安易に外来種を持ち込まないことが一番かもしれません。
ソウシチョウは、東京でも、関西でも良く見られますが、ガビチョウは、まだ、目撃していないです。きっと、生息範囲を広げてきているでしょうね。外来種強しですね~。

< シマのママさんへ >
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすいません。
朝は、苦手ですか。zuccaさんのところにも書いた通り、私も苦手です。仕方なく起きる羽目になったので、時間ができ、ふらっと、早朝散歩してみました。そのときだけ気分爽快!やはり、寝るほうがいい。早起きはつらいです・・・
そちらは、ヌーちゃんが多いようですね。害獣として駆除が盛んなようで。こちらでも、田や作物に被害が出ている地域では、駆除が始まっているようです。近所ではまだ、放任かな。県立の公園ですらそのままですから。
ご無沙汰しています。遊びに行きますね。買い物を間違えたようで、面倒くさくなるほどいらいらするPC。画像処理をしているとすぐ限界。読み込みも時間がかかる。てな訳でちょっとPC離れぎみです。
メダカとカダヤシは、上から見ているだけだと、ほんと、わからないですね。最近ちょっと見分けができるようになって来ましたが、やはり、シリビレを確認するまでは確信が持てません。

< 野鳥大好きさんへ >
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすいません。
ここへ来て2年半ですが、この短い間でも、だんだんヌートリアに出会いやすくなっています。一度に数匹も見られるくらいです。ミズヒマワもあちこちに範囲を広げてきています。ナガエツルノゲイトウも流されては、残り根から芽が出て広がっていきます。まだ、覆い尽くすほどではありませんが、すこしずつ、増えているようです。
私が散歩している範囲の武庫川では、ウォーターレタスはまだ、見たことがありません。これもすごい繁殖力の持ち主なんですね。わ~、レンカクを見られたのですか。いいな~。一度見たいものです。関西にもきていたことがあるようで、蓮の上を歩くレンカクの写真はみました。
しかし、外来種は、どうして行くべきなんでしょう。根気よく取り除いていけばなくなるものなのでしょうか。日本の在来種は絶滅の危機にさらされるようになるのでしょうか。そうなってからでは遅いですね。うまく、すみ分けられると良いのですけど。

投稿: ジュリジュリ | 2009年11月17日 (火) 12時17分

今晩は、
カダヤシのこと初めて知りました。
メダカの学校に、カダヤシという新入生が入ってきたのですね。でも、暴れん坊でみんなの嫌われ者になっている。ちょっと、可哀想~、本当に住み分けできたらいいですね。

投稿: ぴょんぴょん | 2009年11月17日 (火) 19時17分

< ぴょんぴょんさんへ >
こんにちは!
東京では、メダカを見ることはありませんでしたが、こちらに来てから、意外と簡単に、メダカに会えてうれしかったです。はじめは、魚釣りをしている方からメダカの事を聞きました。自分で探すと、いろいろな小魚がいることがわかり、どれがメダカだか判断できなかったのです。調べているうちに、カダヤシのことを知り、武庫川にもたくさんいることがわかりました。たいていは、メダカと別々にいるのですが、同居していることもあります。カダヤシ君は本当にいじめっ子なのでしょうか。自然のあり方って、考えさせられます。

投稿: ジュリジュリ | 2009年11月18日 (水) 09時37分

ええ、レンカクに出会えましたよ。石垣島でです。で、春にも秋にもレンカクは入るそうです。今時期なので、あの特徴ある尾が見れず,残念でしたが、ウオーターレタス(蓮みたいです)の上を歩くレンカクは見応えがありました。

でも、外来種はいらん。

投稿: 野鳥大好き | 2009年11月18日 (水) 16時59分

< 野鳥大好きさんへ >
こんばんは!
うらやましいです~。レンカク一度見てみたいです。石垣島へ春か秋にいけば会えるのですね。でも、きっと、簡単に会えないのかな。私、割と鳥運がないみたいだからね。
え~、今は、尾羽の長いのは抜けちゃうの~。繁殖期の飾り羽なのね。レンカク君、ウキクサの上を歩けるなんてちょっと楽しそうです。いつか、見れますように。
あはは、やはり、外来種はいないほうが良いですか。私もできれば日本らしい自然が変わってほしくないのですが、居ついてしまった子達を駆除するのは大変なようですね。少なくとも、新しい外来種を増やさないようにしてほしいものです。

投稿: ジュリジュリ | 2009年11月18日 (水) 18時40分

外来種も含めて新しい生態系が形成されているわけですね。
外来種が増えて古来種が絶滅に瀕しているのは忍びないですが、外来種が要らんといってもいなくなるわけでないしねぇ~。
でも人間がある程度手を入れたほうがいいところもあるし・・・・自然は答えがないから難しい。

投稿: とりの なくぞう | 2009年11月20日 (金) 08時24分

< とりのなくぞうさんへ >
コメントありがとうございます。
出かけていて、お返事遅くなってすいません。
私の素人目ですが、なんだか、それなりに生態系ができているように思えるのです。しかし、それは、徐々に在来種を滅亡へと導きながら、外来種同士の食物連鎖を作りつつあるのかもしれません。これでは、やはり悲しいことです。
自然保護って、大変なことですね。元はといえば、人が手を加えてしまったことによって自然が変化してしまうから、ややこしいことになるので、困ったものです・・・
しかも、特定外来種の駆除や除草をしているところもありますが、そのままだったりして、地区によって対応がばらばらです。これでは、なくなりようがありませんよね。いずれ、日本の生き物とされる日が来るのでしょうか・・・

投稿: ジュリジュリ | 2009年11月23日 (月) 14時03分

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