« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月25日 (水)

アメリカヒドリとヒドリガモ

2月11日、久しぶりに、アメリカヒドリに出会いました。というのも、ヒメハジロに振られて、たまたま見つけたものです。

090225amerikahidori0211
アメリカヒドリの雄            (画像をクリックすると大きくなります)
たぶん純粋なアメリカヒドリだと思うのですが。顔は白地に黒の斑点、目の周辺から後頭にかけて、緑色をしている。脇腹は褐色。背中も褐色帯びている。

090225hidorigamo0211
ヒドリガモの雄              (画像をクリックすると大きくなります)
こちらは、純粋のヒドリガモ。頭の上はクリーム色。お顔は茶色。脇腹は、白黒の細かい縞模様。

090225hidorikouzatu0211
アメリカヒドリとヒドリガモの交雑種  (画像をクリックすると大きくなります)
一見、アメリカヒドリみたいですが、首の辺りは白地ではなく茶色。目から後頭にかけてはほぼ濃い茶色。脇腹にも、ヒドリガモの特徴である白と黒の細かい縞模様がある。以上のことから、交雑種と思われます。

このヒドリガモとアメリカヒドリは、よく似ているし、交雑しやすいらしい。しかし、繁殖地や越冬地は、ほぼ分かれている。
ヒドリガモは、シベリアから北ヨーロッパで繁殖し、日本、東南アジア、地中海沿岸などで越冬する。
一方アメリカヒドリは、北アメリカ、シベリア東部で繁殖し、中央アメリカ付近で越冬する。
この、シベリア東部で交雑種が生まれているらしい。
雄同士を見ても、顔以外はそっくりです。メスにいたっては、もっとよく似ています。顔の茶色が濃いか、薄いか位の違いです。他も若干の違いでたぶん私には見分けられないような気がします。残念ながら、今回は探す努力もしませんでした。

090225hidorimesuosu080213
手前がヒドリガモの雌         (画像をクリックすると大きくなります)
参考までにヒドリガモの雌の写真を載せておきます。

カモ類は、つい、雄の華やかさに目がひきつけられて、雌を見忘れてしまいます。雌も見分けられないと、何年鳥見しても、万年初心者から脱却できませんね~。

| | コメント (23) | トラックバック (1)

2009年2月24日 (火)

冬のふわふわなぷっくら鳥たち

空気を含ませてまん丸に膨らんだ、冬のふわふわなぷっくら鳥たちを見てください。エナガ以外にもいろいろな鳥たちがぷっくり膨らんでいます。

090224hiyodori0201
ヒヨドリ・・・2/1六甲にて         (画像をクリックすると大きくなります)
まずはお馴染みのヒヨドリ。寒~い朝は、ぷっくり膨らんで日向ぼっこ。

090224kijibato0218
キジバト・・・2/18武庫川にて      (画像をクリックすると大きくなります)
2羽寄り添って仲良く膨らんでお昼寝中だったのを邪魔しちゃったみたいです。起こしてごめん!

090224joubitakimesu0222
ジョウビタキの雌・・・2/22甲山にて  (画像をクリックすると大きくなります)
今年は、女の子が圧倒的に多い?気がする甲山です。

090224kaituburi0204
カイツブリ・・・2/4甲山にて       (画像をクリックすると大きくなります)
カイツブリも、冬場は、背中からお尻の羽をふわふわに膨らませています。そこから覗かせている短い尾がなんともキュートで大好きな姿です。

090224ruribitaki0222
ルリビタキの雄・・・2/22甲山      (画像をクリックすると大きくなります)
ちょっと膨らんだ青いルビちゃんです。梅の木には止まってくれませんでした。杭の方がお気に入りのようです。

090224kayakuguri0207
カヤクグリ・・・2/7箕面にて       (画像をクリックすると大きくなります)
六甲のカヤクグリはハイカーが多い日に重なってしまい、リベンジなりませんでした。その代わり、思わぬところで出会うことができました。

090224koikaru02211
コイカル・・・2/21大阪にて       (画像をクリックすると大きくなります)
イカルの群れの中に混じって、さかんと採食しています。バリバリと大きな音を立てて噛み砕いていました。ぷっくり膨らんだ一枚です。

090224koikaru02212
コイカル・・・2/21大阪          (画像をクリックすると大きくなります)
上の、ぷっくら膨らんだ写真では、日陰で、翼の一部に紺色の光沢が出なかったので、別の写真を載せました。あと、尾羽も紺色の光沢があり、光の当たり具合で、とてもきれいです。目は赤く、脇腹がオレンジ色で背中もイカルより褐色が強い。頭の黒い部分はイカルより多い。大きさは、イカルが体長23センチ、コイカルは体長19センチで、少し小ぶりです。コイカルは初見の鳥でした。

さてさて、もう少し、ふわふわな鳥たちが見られるかな・・・

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2009年2月17日 (火)

エナガボール・・・

さむ~い冬は小鳥達が、まん丸! とっても愛らしく見えますね。でも、これは羽毛に空気を沢山含ませて保温力を高め、寒さに耐え忍んでいる姿なんです。
エナガも冬は、小さな丸い体をさらにまん丸に膨らませています。1月24日都市公園にて桜の木で食事中のエナガの団体に出会いました。小さなボールが飛び交っているようでした。

090217enaga10124
1/24撮影                 (画像をクリックすると大きくなります) 
「何しているの?」

090217enaga20124
1/24撮影                 (画像をクリックすると大きくなります) 
「食べるのに忙しいのだけど・・・」

090217enaga30124
1/24撮影                 (画像をクリックすると大きくなります) 
「あら、まだ、見てんの!」

090217enaga40124
1/24撮影                 (画像をクリックすると大きくなります) 
「どっつ~ん!」
「これ私が先に見つけたのよ!」

10羽以上はいたでしょうか、おしゃべりしながら、賑やかにお食事している光景をしばらく楽しんでいました。

さて、2月11日は、また別の公園で、2羽のエナガに出会いました。こちらは、カップルだったのかもしれません。

090217enaga50211
2/11撮影                 (画像をクリックすると大きくなります) 
「おはよう!」

090217enaga60211
2/11撮影                 (画像をクリックすると大きくなります) 
「寒いね~、膨らまさなくちゃ・・・」

090217enaga70211
2/11撮影                 (画像をクリックすると大きくなります) 
「ポカポカ、ぬくぬく、いい気持ち~。ふあ~、眠くなってきた・・・」

こらこら、寝ている場合じゃないでしょう。もう、他のところでは、巣作りをし始めた仲間がいるみたいよ。
しかし、ふわふわのエナガボール、かわいいですね。この膨らんだ姿もだんだん見られなくなるかな。そろそろ、春ですものね。

   

| | コメント (13) | トラックバック (0)

2009年2月13日 (金)

青いルリビタキ

また、先月の話ですが、甲山で、やっと、青いルリビタキを撮影することができました。

090213ruribitaki10125
ルリビタキ・・・1/25撮影        (画像をクリックすると大きくなります)
この日は、朝、外を見ると、屋根に薄っすら雪が積もっていました。甲山の公園内にも、わずかに雪が・・・ルリビタキの後に見える白いものは雪です。

090213ruribitaki20125
ルリビタキ・・・1/25撮影         (画像をクリックすると大きくなります)
行ったり来たり、長いこと遊んでくれます。

090213ruribitaki30125
ルリビタキ・・・1/25撮影         (画像をクリックすると大きくなります)
しばらくすると、明るい広場のほうへ飛んでいきました。もういいかと思っていたら、少し、戻ってきたので、パシャり。悲しいかな、露出補正もしなかったので白とびばかり。お腹があまり写っていない一枚です。

090213rubiyama10125
ルリビタキ・・・1/25撮影         (画像をクリックすると大きくなります)
この日は、また、山道でも、青いルリビタキに遭遇。

090213rubiyama20125
ルリビタキ・・・1/25撮影        (画像をクリックすると大きくなります)
公園内の子ほど愛想は良くありません。すぐ行ってしまいました。でも、今日は、ラッキーな日でした。

090213joubitaki0204
ジョウビタキの雌・・・2/4撮影      (画像をクリックすると大きくなります)
こちらのお嬢様は、桜の木に囲まれた小さな梅林の管理人。

090213ruribitaki0204
ルリビタキ・・・2/4撮影          (画像をクリックすると大きくなります)
この梅林に遊びに来る青いルリビタキ君です。でも、上のお嬢様が立ち入りを許可してくれず、追い掛け回してルビ君は追い出されてしまいます。梅にルリビタキは、お陰で思うように撮れませんでした。

| | コメント (13) | トラックバック (0)

オジロビタキとオオマシコ

久しぶりのオジロビタキを見に行ってきました。オジロビタキは、数少ない旅鳥、または冬鳥として日本に飛来する。地味で体長12センチほどの小さな鳥ですが、珍しいのでバーダーさんには人気です。

090206ojirobitaki10124
オジロビタキ・・・1/24撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
喉がオレンジ色になっているオスの固体は初めてでした。

090206ojirobitaki20224
オジロビタキ・・・1/24撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
この子は、よく尾を上げます。これがお得意のポーズ。尾の両脇に白い斑があるのが特徴です。日差しが強くて、白とびしまくりでした。

090206ojirobitaki30124
オジロビタキ・・・1/24撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
愛想よく覗き込みにきます。

090206ojirobitaki40124
オジロビタキ・・・1/24撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
風が吹き上げて・・・ あら、お恥ずかしい!

さて、もう一つ、久しぶりの鳥さんに会ってきました。オオマシコです。
オオマシコは、西南日本では、数少ない冬鳥です。体長17センチほどのちょっと大き目の赤い小鳥です。

090206oomashiko10201
オオマシコ・・・2/1撮影         (画像をクリックすると大きくなります)
濃いピンク色の男の子です。私のカメラではちょっと遠かった~

090206oomashiko20201
オオマシコ・・・2/1撮影         (画像をクリックすると大きくなります)
下にいる薄いピンクの子は、オスの若鳥か・・・もしかしたら、女の子かもしれません。斜面の枯れ草の中には、10羽くらいのオオマシコがいました。でも、見えるところに出てきてくれるのはわずか。それに、30人ほどのカメラマン達が三脚を構えていたので、私は、端っこでちょっとだけ撮影させてもらいました。証拠写真程度ですが、きれいな色のオオマシコたちに会えて、満足満足。

090206hajoutugumi0201
ハチジョウツグミ・・・2/1撮影      (画像をクリックすると大きくなります)
オオマシコのいたすぐ近くに、ツグミの群れがいました。その中にハチジョウツグミが一羽混じっていました。初見の鳥さんです。枝が込み入っていて、こんな写真しか撮れません。こちらは、不人気で、誰も見向きもしないし、カメラを向ける人もいませんでした。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年2月10日 (火)

2月業平鳥見会参加

2月8日、奈良県の馬見丘陵公園で開催された業平鳥見会に参加してきました。
主催者の自然薯さん を始め、ご参加の皆様には大変お世話になりありがとうございました。KOUともども、のんびり楽しく鳥見ができて感謝いたしております。

さて、皆さん、報告があまりに早いので、つられて私にしては、すご~く早い報告となりました。

090210monkichou0208
モンキチョウ               (画像をクリックすると大きくなります)
鳥見会なのに、いきなり蝶ですいません。今年、初見初撮りのモンキチョウです。幼虫で冬を越し3月から11月が出現期とされています。今年は暖かかったのか、早いですね。

090210ookawarahiwamesu0208
オオカワラヒワの雌?         (画像をクリックすると大きくなります)

090210ookawarahiwaosu0208
オオカワラヒワの雄?         (画像をクリックすると大きくなります)
亜種オオカワラヒワは冬渡来し、夏繁殖している(コ)カワラヒワより大きく、三列風切羽の白が目立つそうだ。たぶん、上の子は、色が淡色なので雌ではないかな?下の子は、顔が強い黄緑色で全体に色が濃いので、雄だと思います。

090210hiyodori0208
ヒヨドリ                   (画像をクリックすると大きくなります)
こちらは、お馴染みヒヨチャン。おとなしく、膨らんでしゃがみこんでいます。いいもの見つけたのかな。

090210joubitakiosu0208
ジョウビタキの雄             (画像をクリックすると大きくなります)
白髪が乱れる~と気にしていたかどうか・・・
久しぶりのジョウビタキのオスでした。この子は、とても愛想がよく、ずっと付き合ってくれました。・・・というより、邪魔な私達に早くどいて欲しかったのかも

090210nyuunaisuzumemesu0208
ニュウナイスズメの雌          (画像をクリックすると大きくなります)
久しぶりのニュウナイスズメなのに、お得意のお腹撮影か、豆粒でした。

090210miymahoojiroosu0208
ミヤマホオジロの雄           (画像をクリックすると大きくなります)
ミヤマ君を探して、歩いた歩いた・・・あきらめかけた頃、見つけてくれました。手招きされて、あわててそちらへ向かう途中、いきなり、ミヤマ君が真上に。また、お得意のお腹です。その後、ゆっくり見れたのですが、私には豆粒でした。今季は一度しか会っていなかったので、再び会えて嬉しかったです。

他にもいろいろな鳥たちに出会え、公園内にある、前方後円墳や、帆立貝形古墳などを眺めながら、のんびり楽しい散策でした。
なお、写真は、すべてトリミングしています。

  

| | コメント (12) | トラックバック (0)

2009年2月 2日 (月)

オオジュリンとセッカ

いつもの武庫川下流域鳥見散歩。
枯れ草の中は、いろいろな鳥たちの隠れ場所であり、餌場となっています。しかし、なかなか見える位置に出てきてくれない子ばかりです。

090122oojurin1
オオジュリン…1/22撮影        (画像をクリックすると大きくなります)
葦の枯れ草に今季もオオジュリンが来ています。ここの葦原は、密に生えていて、なかなか大きな隙間がない。焦点もオートフォーカスが効かず、マニュアルで合わせています。

090122oojurin2
オオジュリン・・・1/22撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
バリバリ大きな音を立てて皮を引ん剥いています。小さな虫を食べているのでしょう。あちこちの茎が穴だらけ。

090122oojurin3
オオジュリン・・・1/22撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
背中模様は、他のホオジロ系の鳥たちより、縦縞がはっきりしているように思えます。しかも、細長く感じます。

結局、上のほうには出てきてくれませんでした。そして、リベンジ。

090128oojurin1
オオジュリン・・・1/28撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
見やすい位置から、葦原を見ていては全然上に出てきてくれません。草陰に隠れていると、出てきました。でも、手前の草が邪魔でもやがかかったようになってしまいました。
隠れている草陰のすぐ後ではバリバリ音がしています。近くに居ても私が見えないと安心しているようです。

090128oojurin4
オオジュリン・・・1/28撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
近いけど、やはり、前の草が邪魔です。相変わらず、オオジュリンのきれいな写真は撮れずまいです。

さて、この葦原には、他にも茶系の小さな鳥さんがいます。オオジュリンが体長16センチに対して、この子は13センチ。

090122sekka1
セッカ・・・1/22撮影           (画像をクリックすると大きくなります)
ブレちゃいましたが、なかなか撮影できないので載せちゃいました。すぐ足元の茂みに現れたのです。でも、草が邪魔で焦点も合わず、この有様。

090122sekka2
セッカ・・・1/22撮影           (画像をクリックすると大きくなります)
ちょっと遠くへの茂み移動しましたが、まだ近いです。枯れ草の中なのでマニュアルで焦点合わしです。何とか見れる一枚です。
時々、足元の草むらから、ひょっこり出てくるかわいいセッカですが、すぐ飛んで行ってしまうので撮影できない子ですね~。夏は、草の先端に良くとまるのですが遠い・・・いつか、かわいくきれいに撮れるかな・・・

| | コメント (14) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »