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2008年10月22日 (水)

あなたは何ビタキ?

またまた古い記事ですが、10月8日のお山散策では、ヒタキ三昧でした。

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あなたはコサメちゃん?        (画像をクリックすると大きくなります)
木陰で、暗いけど、ぷっくりしたあなたは、お腹が白いからコサメビタキでしょうか?

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あれあれ、サメちゃんかな?      (画像をクリックすると大きくなります)
頭、カキカキし始めたけど、お腹の模様が濃くなってきましたね。はて、サメビタキなのでしょうか?

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* おっと、エゾビタキでした        (画像をクリックすると大きくなります)
羽づくろいが終わって、スマートになると、脇腹には、はっきりした縦斑が出てきました。あなたは、エゾビタキさんだったのですね。

*
サメビタキとご指摘いただきました。
上の写真は、縦斑が見えますが、サメビタキも、このような班が現れるものもいるようで、嘴下の黄色部分の割合、初列風切の突出の割合から、サメビタキと判別できるそうです。
以上、野鳥大好きさん に教えていただきました。ありがとうございます。
・・・訂正-10月28日

ここでは、コサメビタキとエゾビタキサメビタキが何羽も飛び交っていました。コサメビタキ、サメビタキ、エゾビタキは、大きさと、お腹の模様で判別できるようです。でも、それぞれ、微妙な模様の子がいるようで、判別が難しいことがあります。典型的な3羽が並んでくれると良くわかるのですがね。撮った写真で見ると、光の具合で、サメビタキに見えたり、コサメビタキに見えたり・・・まだまだ修行が足りないようです。

さてさて、今度は、突然足元から飛び立った子が目の前の枝に止まりました。最初の撮影はあまりに近くて、トリミングなしの大きさでしたが、白とび、ブレブレでした。でも、近くで、しばらく餌探しをしてくれました。

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ヒタキのようですが・・・         (画像をクリックすると大きくなります)
胸の辺りにぶつぶつ模様があります。少し若いヒタキの仲間です。

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ヒタキのようですが・・・         (画像をクリックすると大きくなります)
ちょっと遠くへ行ってしまいましたが、何度も地面に降りては、虫をゲットしています。なかなか飛び去らないのは、ここに、虫がたくさんいるからかしら。

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キビタキのメス              (画像をクリックすると大きくなります)
背中は、オリーブ褐色。この子は、どうやら、キビタキの女の子のようです。しばらく、楽しませてくれました。

この日は、キビタキのきれいなオスも見かけました。写真は、暗くてボケボケ・・・ ほかに、ムシクイ類、カラ類など、いろいろ出会えて、楽しい鳥見でした。
昨日は、オオルリ?のメスらしい個体をちらりと見ただけで、渡りの鳥たちには全然会えませんでした。大部抜けてしまったのでしょうか。でも、エナガや、ヤマガラなど留鳥たちには沢山で会たし、公園の掲示板には、ジョウビタキ、シロハラが来ていると書かれていました。これからは、冬鳥が楽しめますね。

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2008年10月20日 (月)

赤いミヤマアカネと赤いヤマカガシ

更新が相変わらず遅く、だいぶ前の話です。10月2日の甲山散策でトンボを撮ろうとして近づいたら、ガサガサ、するすると動いた。太くて大きなヘビが目の前に。証拠写真をと思ったがブレブレ。何者か分からなかった。鳥見はキセキレイとオオルリの雄にちょっと出会えただけ。でも、きれいな赤とんぼが沢山飛んでいました。

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ミヤマアカネ雄              (画像をクリックすると大きくなります)
全身真っ赤です。翅の脈まで赤くなっています。翅の先端より少し内側に茶色の帯があるのは赤とんぼの仲間ではこの子だけの特徴です。また、このような翅をもつトンボにコフキトンボのオビ型がいますが、胸に黒い線があるので区別がつくそうです。
帯近くにある翅の縁に縁紋と呼ばれるものがあるが、オスの成熟した個体は赤、雄の未熟個体と雌は白です。

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ミヤマアカネ雄              (画像をクリックすると大きくなります)
真横からの顔は、とてもかわいいですね。触覚がまつげみたいに見えちゃいます。

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ミヤマアカネ雌              (画像をクリックすると大きくなります)
雌はやはり、地味な薄茶色です。翅の脈も茶色かな。雄もこのように真上から写真を撮りたかったのですが、思うような位置に止まってくれませんでした。

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ミヤマアカネ雌              (画像をクリックすると大きくなります)
真横から見ると、雌は、雄より太いですね。未熟な雄も雌と同色ですが、尾部付属器と尾毛の形が違うこと、雄には副性器があること。雌には生殖弁があり、胴体が太いこと。などで、判別できるかと思います。

〔 ミヤマアカネ 〕
学名 : Sympetrum pedemontanum elatum
分類 : トンボ目 トンボ科
分布 : 北海道~九州
大きさ : 体長 34mm
 発生時期が6月から11月ごろ。丘陵地から低山地の水田や湿原、緩やかな流れに生息する。連結打水産卵または打泥産卵する。

さて、トンボ観察後は、再び、ヘビに出会いました。ヤマカガシの子供です。とてもきれいな色で、目が大きくてかわいいです。でも、蛇が好きなわけではありませんよ・・・ヘビが大丈夫な方は続きをみてくださいね。

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2008年10月 9日 (木)

ダイサギ食べ放題

更新が久しぶりになってしまいました。

10月1日に武庫川を散策したときの話です。堰の近くで座り込んで、休憩していると、一羽のダイサギが堰の上に舞い降りてきました。こちらへとことこ近づいて来たのですが、私に気づいて、Uターン。しかし、気になるらしく、また戻ってきました。
人を見るとすぐ逃げてしまうのに、どうして? 不思議に思って、私は、じっと固まって、なるべくそっぽを向いていました。
すると、ダイサギは、堰を降りて、水の落ち際で魚獲りを始めたのです。こうなると、食べる方が忙しく、私がカメラを向けても気にしません。

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                       (画像をクリックすると大きくなります)
小魚が沢山跳ねています。こりゃ、すごいご馳走!

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                        (画像をクリックすると大きくなります)
「おっとっと~」

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                       (画像をクリックすると大きくなります)
「大物だぁ~! オイカワだジョ~。」

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                                                  (画像をクリックすると大きくなります)
「おっ、あっちにも、こっちにも・・・よっと。」  長い首!!

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                       (画像をクリックすると大きくなります)
「うふぁ、うふぁ~。お魚取り放題!!

こんな調子で、私が立ち上がるまで食べっぱなし。メタボになるよ~。

  ~*~*~*~*~*~*~ おまけで  ~*~*~*~*~*~*~

武庫川を散策すると、9月の中ごろからか、アサギマダラが水面をひらひら飛んでいます。渡りが始まっているのですね。気になっているのは、このアサギマダラをひきつけている植物、ミズヒマワリです。去年確認した場所では、9月始めには咲いていました。(去年の記事はこちらです) そして、少し下流にも飛び火していました。しかし、蝶はそこよりだいぶ下流で見かけるので、ミズヒマワリを探してみることに・・・・・

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アサギマダラ・・・10/6撮影       (画像をクリックすると大きくなります)
かなり、下流にミズヒマワリの群生を見つけました。こちら側の岸辺ですが、草が繁茂していて、近づけません。ここには、アサギマダラが少なくとも4個体確認できました。

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ミズヒマワリの群生・・・10/6撮影   (画像をクリックすると大きくなります)
さらに、下流の中州にも群生しています。写真の白い花がミズヒマワリです。遠くて不鮮明ですが、ここには、アサギマダラが6個体、ほかに、ヒメアカタテハや、キタテハなどの蝶が見られます。このような、群生を、もう一つ見つけました。
やはり、この花の蝶を誘引する力はすごいものがありますね。武庫川では、駆除作業を行っている様子は見られませんが、特定外来生物と指定されているのに放置していて大丈夫なのでしょうか。見た目はかわいい花ですし、蝶にも人気なので、害がなければ歓迎したいところですが・・・・・

      

 

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