夏の旅最終版-霧ヶ峰&麦草峠の鳥たち
だいぶ、休眠してしまいました。無気力状態と睡魔から逃れられず、ついに一ヶ月前のお話になってしまいました。信州の霧ヶ峰高原と麦草峠で出会った鳥の紹介をして、夏を終わりにしましょう。
8月11日は、去年と同じく、霧ヶ峰高原へ行ってきました。前日は、乗鞍岳へ登って少々疲れていたので、この日は、のんびり軽く散策するつもりでした。ところが行けども行けども駐車場は近づかない。しまいに、足がつり出し動けなくなった。連れは私のことより、暗くなってしまうと心配する。治ってからは、急かされながら、駐車場目指してひたすら歩いた。たいした距離じゃないといわれたけど、後で調べたら、10キロは歩かされていた。どこが軽い散策じゃ~。
・・・・・文句はこのくらいにして、本題の鳥さんに。
モズの親子・・・霧ヶ峰8/11 (画像をクリックすると大きくなります)
遠くて画像が不鮮明ですが、茶色の方が子供で、餌をねだっているようです。お父さんは、かなりグレー色が強く、はじめは、オオモズがいるのかと思ったほどです。このように、グレー色をしたモズを高原モズと呼ぶそうです。
ホオアカ・・・霧ヶ峰8/11 (画像をクリックすると大きくなります)
ホオジロ系のさえずりが聞こえてきました。ホオアカです。あちこちの低い木の上で囀っています。この子も近くでは撮影できませんでした。こちらも、子育て中で、虫をくわえた親鳥があちらこちらで見られました。
ノビタキの雄・・・霧ヶ峰8/11 (画像をクリックすると大きくなります)
高原でよく見られるもう一つの鳥は、ノビタキです。写真は夏羽の雄。こちらも、子育て真っ最中でした。武庫川や甲山では渡りの途中に寄るだけで、秋の渡りでは冬羽になっている個体が見られます。
ノビタキ幼鳥・・・霧ヶ峰8/11 (画像をクリックすると大きくなります)
この子は、まだ、頭や、胸、背中などにぶつぶつ模様が残っている幼鳥です。散策道の行く手行く手に現れます。途中、虫をゲットしたところです。
8月12日には麦草峠へ行って来ました。この日は雨模様。雨が止んでいる間に少し散策を楽しみました。森の中からは、ルリビタキやメボソムシクイのさえずりが聞こえてきました。
ルリビタキの幼鳥・・・麦草峠8/12 (画像をクリックすると大きくなります)
暗い森の出口付近で、突然足元から飛び立ったのは、ルリビタキの幼鳥でした。頭から、背中にかけて、ぶつぶつ模様があります。
ルリビタキの幼鳥・・・麦草峠8/12 (画像をクリックすると大きくなります)
暗い森の中からの撮影で、逆光になるようなところへ止まってくれます。胸からお腹にかけて、やはり、ぶつぶつ模様がありました。麦草峠は標高2,127m。ルリビタキは、こんな高いところで繁殖しているのですね。
ルリビタキ・・・麦草峠8/12 (画像をクリックすると大きくなります)
こちらは、白駒池近くに現れたルリビタキのメス型成鳥。ここも暗くて、ブレてしまいました。青いルリビタキも目撃しているのですが、撮影させてくれませんでした。
写真以外に、山小屋では、シジュウカラ、コガラ、ゴジュウカラ、オオルリ(幼鳥、若鳥、成鳥)、アカハラ、コサメビタキ、ミソサザイ、ホトトギス、麦草峠では、メボソムシクイ、ビンズイ、ウソなどに出会いました。
信州の山や、高原はさわやかで涼しく、そこでしか見られない自然をたっぷり楽しんできました。霧ヶ峰高原は何度か訪れているのですが、毎回、違う顔を見せてくれます。その年によって植物や生き物達の成長具合が違うのでしょうね。そして、私自身の目も変わっているのでしょう。
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コメント
こんにちは!
ルリ若はこんなぶつぶつずきんをしているのですね。知りませんでした。
この子達が里に下りてくるにはまだ2,3ヶ月待たなければなりませんね。早く会いたいです
ノビタキもホオアカもまだ見たことありません。
同じお顔真っ黒でも、コジュリンには今年会えたのですが・・・。
そういえば、ちらほら姿を見せ始めたユリカモメの中に、
まだ真っ黒頭の子がいましたよ^^
投稿: kyara-mama | 2008年9月12日 (金) 18時24分
こんばんは!
やはり山は良いですね~
今年は近場の山すら行けませんでした・・・
モズさん親子
まったく違う種類かと思ってしまいますね。
ホオアカ
まだ未見だから一度見たいです~
ノビ太くん夏羽ならわかるけど冬羽は・・
もう、そろそろこちらでも見れそうですね。
そしてジュリジュリさんとブログで知り合った頃の子と言えばルリビタキですね。
早く帰って来ないかな~
って心待ちにしています。
14日楽しみにしておりますね。
投稿: 自然薯 | 2008年9月12日 (金) 22時48分
こんばんは^^お久しぶりです^^
お元気ですか^^夫婦喧嘩でもして更新
出来なくなったのかと心配してました^^
ノビタキのオス^^日焼けしてますね^^
顔が真黒^^良く似た名前でもドラエモンの
のびた君より凛々しいお顔^^
るるビタキの幼鳥初めて見ました^^
繁殖はこの辺でするのですね^^雪深くなる前
に近畿地方に渡ってくるのですね^^
14日の鳥見会^^お会いするのを楽しみに
してますよ^^
投稿: 明日はケロリ^^ | 2008年9月12日 (金) 22時51分
< kyara-mamaさんへ >
コメントありがとうございます。
ルリビタキの幼鳥は、初めてであったとき、このぶつぶつの子は何者?でした。尾羽だけは、小さな頃から青いので、ルリビタキと結びつきますけど。
この子も、ぶつぶつ模様がなくなって、若鳥として、里へ降りてくるのでしょうね。私も待ち遠しいです。
ノビタキは、このあたりを通過点としているので、春と秋には少しだけ滞在してくれます。
そちらではコジュリンに会えるのですか。羨ましいです。私は、まだ会ったことがありません。オオジュリンなら、武庫川にも来てくれますが、冬だけで、黒い頭になる前にどこかへ行ってしまいます。
もう、ユリカモメも来ていますか。夏羽のユリカモメを見る機会がほとんどありません。昆陽池に来ているかな。見に行きたくなりました。
< 自然薯さんへ >
コメントありがとうございます。
近頃は、あまり山登りもしなくなりました。今回のように、楽なハイキング程度です。それでも、気持ちのよいものですね。
モズは、遠目にはアカモズとオオモズがいると思ったほどです。でも、普通のモズでした。
ホオアカは、関西方面ではどこにいるのでしょうね。
ノビ太君は、茶色くなって山から降りてくるようですね。秋に川原で見かけるのは茶色の子ばかりです。
ルリビタキも、成長した子達が、山から下りてきますね。
11月頃でしょうか。今年は早いのか遅いのか、楽しみです。
鳥見会には、急な参加表明ですいません。明日はよろしく!シギチは苦手でよく分かりません。
< 明日はケロリ^^さんへ >
コメントありがとうございます。
久しぶりになってしまいました。元気には違いないのですが、無気力状態だったので、潔く休眠してしまいました。
ご心配おかけしてすいません。
夫婦喧嘩?我が家は、お互いに怒るところが違うのでけんかにならないので~す。これって、すれ違い・・・
ノビタキのお顔、これ以上日焼けができないほど、真っ黒です。まもなく、冬羽になって茶色くなってきますよ。そうなっても、ドラエモンのノビ太君よりずっと凛々しいですね。
ルリビタキの幼鳥、かわいいでしょう。こちらでは、見られませんが、成長した子たちが、まもなくやってきますね。ところで、近畿地方のルリビタキはどこで繁殖しているのでしょうね。
鳥見会では、よろしく!どんなシギチたちに出会えるでしょう。楽しみです。
投稿: ジュリジュリ | 2008年9月13日 (土) 17時56分
いいですねー、わたしも幼鳥に会いに行きたいな。と、いいつつ、今はトンボに夢中です。
投稿: 野鳥大好き | 2008年9月14日 (日) 07時28分
夏の暑い間は、暑さを避けて、高山の涼しいところで生活している優雅な鳥たちがたくさんいるのですね。うらやましい限りです。
ルリビタキは、2000mもの高いところで子育てをするのですか。この高度でしたら、夏でも涼しくて過ごしやすいでしょうね。
こちらの森に毎冬やってくるルリビタキ、元気で再会することを祈っています。
投稿: ぴょんぴょん | 2008年9月14日 (日) 12時42分
こんばんは。
ルリビタキ、懐かしい~。
高いお山では たくさんの鳥に会えましたね。
白駒池は北八ツのですか?
以前 北八ツ池めぐりをした時に行きましたけど、鳥は全然目に入りませんでした。
鳥たちは 多分その時にもいたはずと思いますが、私の興味は違うほうにあったので、見過ごしていたのでしょうね。
残暑がぶり返して 日中はまだ暑いので、私も時々バテてます(^^ゞ
ご自愛くださいね。
投稿: zucca | 2008年9月14日 (日) 21時17分
< 野鳥大好きさんへ >
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすいません。だいぶ休眠してしまいましたが、身近な自然は日々変化していますね。うるさかったクマゼミは鳴かなくなりました。もう稲刈りも始まっていました。
幼鳥たちは、かわいいですね。こちらでは出会えない幼鳥たちですが、成長した子達が、まもなく来てくれるのもうれしいことです。
トンボも気になりながら、お散歩をサボっていて、観察できていません。久しぶりに行ったら、初見のトンボに出会いました。写真はいまいち。野鳥大好きさんのトンボの飛翔写真きれいですね~。私も、もう少し挑戦してみます。
< ぴょんぴょんさんへ >
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすいません。まだ暑いですが、風はいつの間にか秋のさわやかさが感じられますね。
夏の暑いときに山の涼しいところで子育てできる鳥たちは、いいですね。翼があって、自由に好きなところへ飛んで行けたら、一年中快適に暮らせそうです。苦労もあるのでしょうが・・・
もう、秋の渡りが始まっているようで、春に甲山を通過した鳥たちがまた、南を目指して通過しています。鷹渡りもまもなくですね。ルリビタキも山から下りてきてくれます。私も、待ち遠しいです。
< zuccaさんへ >
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすいません。お散歩もあまり行ってなかったのですが、やっと、先週から、行く気になってきました。
あはは、懐かしいですよね。ルリビタキは平地では冬にしか会えませんもの。まだ早いですが、もう少ししたら、山から下りてきてくれますね。
北八ヶ岳の白駒池です。zuccaさんも行かれたことがあるのですか。このあたりは、お花も豊富ですよね。私達は、スキー散歩を楽しみに何度か行きました。雪景色も素敵です。夏は、苔の絨毯がいいですね。
目的が違うと、別のものは気が付きませんね。私も、目立たない花や虫に気が付きません。なるべく見るようにしているのですが・・・なんでも、分かるようになるとますます楽しくなりますね。
去年のほうが気温が高く暑かったと思うのですが、今年のほうが、早くから、クーラーのお世話になりっぱなしでした。夜寝苦しいのがたまりませんね。今は、やっと、快適になりました。ご心配いただきありがとうございます。夏バテを克服していきましょう。
投稿: ジュリジュリ | 2008年9月16日 (火) 17時18分
ジュリジュリさん こんにちは。
同じく休眠中のぽんです。
ルリビタキの幼鳥可愛いですね。みんな可愛いけど。
ななめ後から見たルリビタキの幼鳥 尾がちゃんとブルーなのですね。
ところでぽろんが先週16歳になりました。
食欲も旺盛。なんとか夏を乗り越えてくれました(^^♪
投稿: ぽん | 2008年9月17日 (水) 18時46分
< ぽんさんへ >
久しぶりです。お元気ですか。
コメントありがとうございます。
私は、のんびり休眠しながら、どうにか続けています。
ルリビタキの幼鳥かわいいでしょう。ちょっとふっくらしていて、やはり、あどけなく見えます。でも、尾は、ちゃんと青いんです。この子も、一ヶ月経った今頃は、ぶつぶつ模様が消えているかもしれませんね。
ぽろんちゃん、16歳おめでとうございます
すごいすごい!元気にこの暑い夏をすごせたのですね。これから、過ごし易い季節です。ちくちく針仕事も進みそうですね。ぽろんちゃんが寄り添っている姿が目に浮かびます。
投稿: ジュリジュリ | 2008年9月17日 (水) 22時10分
こんにちは。
充分に休眠が摂れましたか?
>どこが軽い散策じゃ~。
と言うくらい歩いたり、写真の量から思うと高地とはいえ夏の暑い中で限られた日数でのお出かけのお疲れが出たのでしょうね。
それでも、見たことのない鳥さんや懐かしいルビちゃんの写真を見せて貰ってありがとう。
そろそろ元気を取り戻して、鳥見散歩の準備が出来そうですね。
投稿: シマのママ | 2008年9月21日 (日) 17時00分
< シマのママさんへ >
こんにちは!コメントありがとうございます。
ご心配おかけしました。どこも悪いわけではなかったのですが、天候不順や、暑くて眠れなかったりしたことが無気力状態の原因になったかと。それとも、休みボケが治らなかったかな・・・・・
信州まで行かなくても、見られる鳥なのでしょうが、伴侶のほうの会社の保養所があるので、毎年訪れているのです。ノビタキは、もう少しすると、渡りの途中にこちらへ寄ってくれます。もしかしたら、そちらも通過するかもしれませんね。ルリビタキは、そちらでも、冬にはじっくり見られるようになりますね。出会いが待ち遠しいです。
また、暑くなってきましたが、朝晩は涼しく、風がさわやかに感じます。お散歩にも行く元気が出てきますね。ぼちぼち、のんびりやっていきま~す。
投稿: ジュリジュリ | 2008年9月22日 (月) 17時55分