夏の旅その2-乗鞍岳のイワツバメとカヤクグリ
夏の旅行その2は、鳥さんです。淡い期待をいだいていたライチョウには、残念ながら出会えませんでした。ライチョウは何度かお目にかかっているのですが、その頃は登山を楽しむだけで、写真の趣味もありませんでした。撮って見たい鳥ですが、またの機会に・・・
畳平駐車場に着いてすぐ出会えた鳥はイワツバメでした。
イワツバメの巣 (画像をクリックすると大きくなります)
駐車場にある大きな建物の天井付近には沢山のイワツバメの巣がありました。もう雛たちも大きく巣立ち間近でしょうか。左側の親は、しばらく壁に張り付いていました。足の指が力強いのか、つめが鋭いのか、コンクリートの壁面によく止まっていられると感心してしまいました。
地面に降りたイワツバメ (画像をクリックすると大きくなります)
しばらく歩いていくと、イワツバメたちが降りているところがありました。朝露でも飲んでいるのでしょうか。虫でも探しているのでしょうか。草陰で分かりにくいですが、イワツバメの特徴である、白い腰が見えてます。
お花畑を過ぎると、ハイマツ帯が広がっています。そこで、チリリリリとかわいい声が聞こえてきました。冬場は低いところでも見られるカヤクグリです。
囀るカヤクグリ (画像をクリックすると大きくなります)
鈴の音を小さくしたような囀りです。ハイマツの上のあちこちで鳴いていました。カヤクグリは高山または亜高山のハイマツ帯、岩場、草地などで繁殖するようです。
ふわふわのカヤクグリ (画像をクリックすると大きくなります)
ちょっと膨らまして、ふわふわのお腹です。冬場は暗い茂みの中がほとんど。ここでは、あまり人を怖がらず、目立ったところに出てきてくれます。
カヤクグリの幼鳥 (画像をクリックすると大きくなります)
歩道まで出てきました。よく見ると、幼鳥のようです。お腹はまだら模様で、嘴の根元が少し赤いです。親より、警戒心が薄く、あまり人を怖がりません。
カヤクグリの幼鳥 (画像をクリックすると大きくなります)
さらに登っていく途中の岩場では、イワヒバリたちに混じって、カヤクグリもいました。どんどん近寄ってきてくれたのは、2羽のカヤクグリの幼鳥でした。嘴の根元が真っ赤です。近くなのに、逆光なのが残念でした。
さて、次回は、イワヒバリです。
| 固定リンク
「野鳥」カテゴリの記事
- 雉のオスは美しく、雌はぽっちゃり(2011.04.21)
- 出会えた冬鳥たち&やってきた夏鳥♪(2011.04.18)
- ヒヨドリはお花が大好き!(2011.04.05)
- ふわふわなマヒワ(2011.04.01)
- 小石川後楽園へ(2011.03.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
イワツバメ、福島の温泉(東根温泉だったか忘れましたが)ホテルに巣をつくっているのを見ました。そのときは、へびが出てきたというので大騒ぎでした。
カヤクグリはつくば山ろくで出会いましたが、盛夏は、もっと高い山の方に行っているのかな?
投稿: ぴょんぴょん | 2008年8月23日 (土) 07時51分
こんにちは。
イワツバメのヒナ しっかりした顔つきで巣立ち間近という感じですね、
お山の秋は早いから・・・渡れるように準備しなくちゃ。
カヤクグリ まだ見たことがありません。
近くでバッチリ撮れていますね。
ハイマツや高い木の天辺でさえずる野鳥を撮って見たいものです。
あちこちでかけていた頃に写真や野鳥の趣味があったらなぁ・・と思います。
もっぱら 山の花と景色ばかりでしたよ、同じ場所でも楽しみ方は趣味によって変わりますね。
投稿: zucca | 2008年8月23日 (土) 13時47分
< ぴょんぴょんさんへ >
イワツバメは、高山ばかりでなく平地でも見られるようですね。ヘビはどうしましたか。イワツバメさん無事だったのでしょうか。集団営巣していると思うので、団結してヘビを追い返してしまったかしら。
筑波山はいろいろな鳥がいるようですね。カヤクグリやイワヒバリも冬場にやってくるようですね。繁殖は、やはり、高山へ移動しているかと思いますが、どうでしょう。877mでは低いかと思うのですが。
< zuccaさんへ >
こんばんは!
イワツバメの雛は、雛らしくみえないでしょう。たぶん、すぐにでも巣立ちそうです。
そうですよね。下界よりずっと早く冬が来ますよね。まだ、子育て中ですが、成長も早いのでしょうね。それから、もしかしたら、割と寒さに強いかもしれません。写真には撮れませんでしたが、イワツバメの足には指先まで白い羽毛で覆われているようです。
カヤクグリは、夏場は、姿を良く見せてくれます。高山では警戒心も薄れるのでしょうか。
>あちこちでかけていた頃に写真や野鳥の趣味が
>あったらなぁ・・と思います。
zuccaさんも同じ思いをもたれているのですね。私は、歩くことのみを楽しんでいたので、随分もったいないことをしました。若い頃は、今よりずっと鳥たちも多かったのではないかと思います。今は、本格的な登山はもうできませんしね。
でも、身近な自然もなかなか楽しめますよね。
投稿: ジュリジュリ | 2008年8月24日 (日) 00時33分
こんにちは。
イワツバメ。。今年は見に行くぞ!って
ご近所のあてを廻りましたが結局見つけれず・・・
また来年かな~
カヤクグリも未見なんですが
地味な子とは言え
雛はやっぱり可愛いですね~♪
投稿: 自然薯 | 2008年8月24日 (日) 16時25分
こんにちは。
イワツバメの雛は丸々として、親ツバメの苦心が感じられますね。
地面にいる子のクリクリした目が可愛いですね。
カヤクグリは目の色も茶色いのですね。
まだ見たことがありませんが、
いつか出会っても判るように、
綺麗に撮れた写真の姿を覚えておきましょう。
投稿: シマのママ | 2008年8月25日 (月) 10時56分
< 自然薯さんへ >
こんばんは!
イワツバメ、お近くで見られるといいですね。
甲山でも、観察されることがあるようですが、私も見たことがありません。
図鑑では平地から高山で見られると書いていますから、結構近場で見つかるかもしれませんね。私も来年の宿題かな。
カヤクグリは、確かに地味ですね。でも、繁殖地で幼鳥に出会えるのはまた、楽しいことです。幼鳥は、やはり、警戒心があまりないので、近寄って来たり、カメラを向けてもあまり逃げなくてうれしいです。だからといって、手乗りにはなりませんので、ご安心を。
< シマのママさんへ >
こちらにもコメントをありがとうございます。
子育ては、大変なのでしょうね。高山だと、蜂類は良く見ますが、平地より餌となる虫が少ないような気がします。わざわざこんな高いところをどうして選んだのでしょう。
イワツバメさん、結構目がかわいいですよね。この子達は、近くを飛んではくれますが、止まるのは、遠くのほうだけでした。
そうそう、カヤクグリ、確かに目が赤茶色に見えますね。いままで、近くで撮れたことがなかったので、私もはじめて気が付きました。鳥さんの目の色、結構いろいろありそうですね。
きれいな写真とはありがとうございます。カヤクグリは冬になると、平地でも見られることがあるので、覚えてあげてね。
投稿: ジュリジュリ | 2008年8月26日 (火) 01時32分