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2008年8月28日 (木)

夏の旅その4-蝶とバッタ

8月が終わってしまいますね。早く盆休みのことは書いてしまわねば・・・ 今回は、山や高原でであった初見の美しい蝶とバッタを紹介します。

まずは、乗鞍岳で出会った蝶です。

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コヒオドシ                 (画像をクリックすると大きくなります)
黄色いお花は、ウサギギク。アカタテハかと思いましたが、図鑑を見ると模様が違いました。少し遠かったので、画像がよくないのが残念です。

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コヒオドシ                 (画像をクリックすると大きくなります)
赤い色が鮮やかで、縁にはブルーの点のあるきれいな蝶です。乗鞍岳は、岐阜県と長野県にまたがっているのですが、長野県では、コヒオドシは県の天然記念物に指定されています。

〔 コヒオドシ 〕
学名 : Agkais urticae
分類 : チョウ目 タテハチョウ科
分布 : 北海道、本州中部山岳
大きさ : 前翅長23~30mm 全開長45~50mm
食草 : イラクサ科の植物、エゾイラクサなど
発生 : 新成虫は年一回、6~7月 成虫で越冬する。

次は、長野県の霧が峰高原と麦草峠で出会った蝶です。

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キベリタテハ・・麦草峠にて8/12撮影 (画像をクリックすると大きくなります)
なぜか、彼のザックがお気に入り。汗でも吸っているのでしょうか。絵にならないのですが、裏翅の様子を撮影したかったので、仕方なく・・・
この子は4本足で止まっています。前足を失ったのかと思ったのですが、実は、タテハチョウの仲間やいくつかの仲間では、前足が特化して、すごく短いのだそうです。そのため、止まるときは4本足になるそうです。傷ついたのではなくて一安心です。今まで、タテハチョウの足のことに気がつきませんでした。

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キベリタテハ・・霧が峰にて8/11撮影 (画像をクリックすると大きくなります)
初めて見つけたのは、駐車場のバイクのバックの上。証拠写真は撮ったが、やはり、自然の中で撮りたかった。散策道でやっと見つけたが、ひらひら動いていて、完全には開いてくれませんでした。表翅はベルベットのような光沢をした濃いレンガ色に鮮やかなブルーの斑が縁取りさらに外側を、ベージュ色のレースが縁取っているようです。美しい蝶なのだから、他人のバックの上より、まだこの方がいいでしょう。

〔 キベリタテハ 〕
学名 : Nymphalis antiopa
分類 : チョウ目 タテハチョウ科
分布 : 中部地方の高山、福島以北の冷涼地から北海道
大きさ : 前翅長35~40mm 全開長60~80mm
食草 : ダケカンバ、オオバヤナギ、ドロノキなど
発生 : 新成虫は年一回8月~9月 成虫で越冬

最後は霧が峰高原で見たかわいいバッタです。

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フキバッタ・・・霧が峰8/11撮影    (画像をクリックすると大きくなります)
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フキバッタ・・・霧が峰8/11撮影    (画像をクリックすると大きくなります)
翅の短いチョッキを着たようなかわいいバッタです。幼虫ではなく、これで大人なんです。フキバッタは、日本に9属26種いるそうです。地域ごとに特徴があるようですが、同定はとても難しく、素人の私には分かりません。フキバッタの仲間には違いありません。

上記以外に、蝶では、アサギマダラ、ギンボシヒョウモン、キアゲハ、カラスアゲハ、セセリチョウの仲間、ジャノメチョウなど、トンボではアキアカネ、ノシメトンボに出会いました。今回は、高山でしか出会えない貴重な蝶に出会えてうれしかったです。

さて、まだ、もう少し夏の旅報告は続きます。                

 

   

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2008年8月23日 (土)

夏の旅その2-乗鞍岳のイワツバメとカヤクグリ

夏の旅行その2は、鳥さんです。淡い期待をいだいていたライチョウには、残念ながら出会えませんでした。ライチョウは何度かお目にかかっているのですが、その頃は登山を楽しむだけで、写真の趣味もありませんでした。撮って見たい鳥ですが、またの機会に・・・

畳平駐車場に着いてすぐ出会えた鳥はイワツバメでした。

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イワツバメの巣              (画像をクリックすると大きくなります)
駐車場にある大きな建物の天井付近には沢山のイワツバメの巣がありました。もう雛たちも大きく巣立ち間近でしょうか。左側の親は、しばらく壁に張り付いていました。足の指が力強いのか、つめが鋭いのか、コンクリートの壁面によく止まっていられると感心してしまいました。

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地面に降りたイワツバメ         (画像をクリックすると大きくなります)
しばらく歩いていくと、イワツバメたちが降りているところがありました。朝露でも飲んでいるのでしょうか。虫でも探しているのでしょうか。草陰で分かりにくいですが、イワツバメの特徴である、白い腰が見えてます。

お花畑を過ぎると、ハイマツ帯が広がっています。そこで、チリリリリとかわいい声が聞こえてきました。冬場は低いところでも見られるカヤクグリです。

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囀るカヤクグリ              (画像をクリックすると大きくなります)
鈴の音を小さくしたような囀りです。ハイマツの上のあちこちで鳴いていました。カヤクグリは高山または亜高山のハイマツ帯、岩場、草地などで繁殖するようです。

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ふわふわのカヤクグリ                   (画像をクリックすると大きくなります)
ちょっと膨らまして、ふわふわのお腹です。冬場は暗い茂みの中がほとんど。ここでは、あまり人を怖がらず、目立ったところに出てきてくれます。

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カヤクグリの幼鳥            (画像をクリックすると大きくなります)
歩道まで出てきました。よく見ると、幼鳥のようです。お腹はまだら模様で、嘴の根元が少し赤いです。親より、警戒心が薄く、あまり人を怖がりません。

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カヤクグリの幼鳥            (画像をクリックすると大きくなります)
さらに登っていく途中の岩場では、イワヒバリたちに混じって、カヤクグリもいました。どんどん近寄ってきてくれたのは、2羽のカヤクグリの幼鳥でした。嘴の根元が真っ赤です。近くなのに、逆光なのが残念でした。

さて、次回は、イワヒバリです。

 

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夏の旅その3-乗鞍岳のイワヒバリ

その2と同時更新となる夏の旅行その3は高山で見られるイワヒバリです。とても人懐っこく、南アルプスへ行ったときもコンパクトデジカメで撮れるほど近くへ寄って来てくれました。乗鞍でも、やはり愛想良く近くへやってきました。

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イワヒバリの幼鳥            (画像をクリックすると大きくなります)
雪渓では遠くにいたイワヒバリ。登る途中の岩場でヒバリのような鳴き声が聞こえてきました。少し遠くでイワヒバリたちが遊んでいます。しばらく、そこで、撮影していたら、だんだんこちらへやってきました。特に、この写真の子は、どんどん近くへやってきます。どうやら、幼鳥のようです。まだ、お腹の色が全体に薄いまだら模様です。

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イワヒバリの幼鳥            (画像をクリックすると大きくなります)
この写真はノートリミングです。足元までやってきてしまったので、ついに焦点が合わなくなりました。思わず、「あまり、寄って来ないで!」と声をかけてしまいました。カメラを向けた私達に興味を持ったのでしょうか。しばらく遊んでから、戻っていきました。逆光なのが残念です。


ウィンクするイワヒバリ        (画像にマウスオンしてください)
また別の場所で、イワヒバリに出会いました。 目を閉じた表情がとてもかわいいです。目をつぶっている写真が結構ありました。よく、目をつぶるようです。

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岩の上がお好きなイワヒバリ      (画像をクリックすると大きくなります)
イワヒバリは、ほとんど、岩の上にいます。あとは雪渓の上で遊んでいただけ。ハイマツの上はカヤクグリしかいませんでした。

イワヒバリは留鳥または漂鳥。高山の岩場で繁殖し、冬場は、雪の少ない亜高山の岩場で過ごしているようです。カヤクグリより一回り大きく体長18センチあります。

これで、予定していた鳥たちに出会うことができました。あと、ホシガラスはいないかと探しましたが上では見つかりませんでした。帰りのバスの中から、3羽のホシガラスを確認することができただけです。カメラはザックにしまってあったので、撮影はできませんでした。でも、なかなか気持ちのよいハイキングを楽しむことができ、久しぶりにアルプスの山を堪能できました。

夏の旅シリーズはこの後まだ続きます。

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2008年8月21日 (木)

夏の旅その1-乗鞍岳のお花

遅ればせながら、夏休み旅行のご報告を。

今日は、疲れが出たのか、朝寝坊。目が覚めたのは、彼の出勤時刻をすでに過ぎていた。カロリーメ○トとお茶を持たせ、せめてと車で駅まで送った。寝床で見た時計が7時50分。駅には8時5分過ぎに着いた。すごい早業!・・・でも遅刻だよね。ごめん~。

本題に行く前に、さわやかな北海道の風景を見てください!こんなところにいたら、早朝からすっきり目覚めるだろうに・・・・
(画像をクリックすると元画像まで見られます)

東屯田川遊水池
東屯田川遊水池 posted by (C)野鳥大好き

あっ、私が北海道に行ってきたのではありません。クイズで自然の生き物達を教えてくれるサイト(札幌宮丘公園野鳥日記)で、一番カキコのご褒美として、お借りした写真です。

さて、本題に入ることに。
今回の夏休みは帰省前に、まず、乗鞍岳登山。

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乗鞍岳剣ヶ峰              (画像をクリックすると大きくなります)
乗鞍岳は23の峰からなる山々の総称で、主峰となる剣ヶ峰は標高3,026m。この頂上を目指しての登山です・・・・な~んていうとすごいと思われますが、実は標高差300mしか登っていないのです。

9日の午後3時ごろ出発して、岐阜県側の乗鞍畳平駐車場行きバス発着場のある、ほおのき平駐車場(標高1,234m)に9時頃到着。ミルキーウェイが見えるほど、美しい夜空でした。そこで、車中泊し、車両規制があるため10日5時55分発のバスに乗り換え、畳平駐車場(標高2,702m)に6時40分到着。ここから登り始めるので、花見、鳥見とのんびり楽しみながら登ってきました。後から気楽な格好をした観光客など大勢やってきました。

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乗鞍岳雪渓でスキー             (画像をクリックすると大きくなります)
東側の斜面では、大きな雪渓があってスキーを楽しんでいる人がいました。

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乗鞍から望む槍、穂高連峰       (画像をクリックすると大きくなります)
真ん中より少し左奥に見えるのが槍ヶ岳。その手前右側に連なるのが穂高連峰。

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朝露光る-アオノツガザクラ      (画像をクリックすると大きくなります)
歩き始めると、あちこちに高山植物の花たちが咲き乱れています。北海道の大雪に登ったときに初めて覚えた花。

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目覚め前-イワギキョウ        (画像をクリックすると大きくなります)
まだ、陽が昇らないので朝露に濡れたまま硬く閉じて開かない。左の小さな枠内は、だいぶ登ったところの明るい岩場に咲いていたもの。

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朝日に輝く-チングルマの種     (画像をクリックすると大きくなります)
東斜面にチングルマの咲いた後の種の綿毛が光っていました。まだ、咲いている花もありました。

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桃色軍団-コマクサの群落      (画像をクリックすると大きくなります)
斜面一杯に広がるコマクサの群落がありました。だいぶ終わりかけていましたが、まだまだ美しい。

他にも沢山のお花が咲いていましたが、私達の主な目的は鳥見。次回は、鳥さんです。

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2008年8月 9日 (土)

ギンヤンマの飛行

全然、止まってくれないギンヤンマ。
必死で追いかけて撮った飛行写真で夏休みのご挨拶です。

8月9日~8月17日まで、帰省のため、ブログはお休みします。

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連結飛行(左が雌、右が雄)07'-9/3撮影 (画像をクリックすると大きくなります)

2人で仲良く?寄り道しながら帰省してきます。

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ギンヤンマの雄8/1撮影        (画像をクリックすると大きくなります)

では、行ってきま~す! 後姿にて失礼。
 

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2008年8月 6日 (水)

オオルリの巣立ち雛!

暑い夏の鳥見は、なかなか出会えません。
8月2日は甲山をいつもとコースを変えて少し長いお散歩にしました。先月キビタキが鳴いていたところにはもう声も聞こえませんでした。
今まで通ったことのない道から、5月頃よくオオルリがいた川へ出てみました。川へ降りたとたん、鳥影を見つけました。暗いこともあって、肉眼ではよく分かりません。飛んだ後姿が、イカルのように見えました。止まったところを確認して、とにかく証拠写真を撮ることに。

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オオルリの雄の巣立ち雛        (画像をクリックすると大きくなります)
一瞬、なんじゃこれと思いました。トラツグミに青い翼が付いたようです。そういえば、昔、南アルプスを登ったときに見た、ルリビタキの幼鳥の頭がぶつぶつ模様でした。どうやら、オオルリの巣立ち雛のようです。嘴の付け根がまだ黄色です。翼か背中か、部分的にきれいな瑠璃色が見えています。近くに親がいたのでしょうか。さかんと鳴いて、キョロキョロしていました。周りをよく探してみればよかったです。
初めてであった、オオルリの巣立ち雛です。甲山でも、ちゃんとオオルリが繁殖していたのですね。夏鳥たちは、ほとんど通過してしまうと聞いていたので、とてもうれしい瞬間でした。ルリビタキと違って、早い段階から青い部分が見えるので、若雄と雌を見間違えることはなさそうですね。

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シジュウカラの幼鳥            (画像をクリックすると大きくなります)
この日に出会った他の幼鳥は、シジュウカラさんでした。何かの虫の繭を一生懸命つついていました。

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ヤマガラの幼鳥                 (画像をクリックすると大きくなります)
幼鳥ついでにもう一つ、前日に出会ったヤマガラさん。この子は、成鳥を撮影していたら、突然、目の前に現れて、ノートリでこの大きさに撮れました。親子だったのでしょうね。

最後に、鳥ではありませんが、幼虫です。

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バッタの幼虫?                 (画像をクリックすると大きくなります)
同じ日にトンボを探していたら、葉をムシャムシャ食べている虫が数匹いました。小さな翅があり、足は、まだ、あめ色の半透明でした。写真が不鮮明で分かりにくですが、イナゴの仲間の幼虫でしょうか。大きさは、2cmくらいあったかと思います。

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2008年8月 4日 (月)

ベニイトトンボ

8月1日は、思ったより風が涼しく、快適だった。でも、予想通り、森は静か。やっと聞こえてきたのはメジロたちの声。姿を求めて、じっと見つめていると、ふと、大きな虫陰。双眼鏡で確認すると、スズメバチと目が合った。そろりと立ち去った。

暑いためか、人にも出会わないけど、鳥も虫もあまりいない・・・と思ったら、み~っけ!見たこともない真っ赤なイトトンボ。

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ベニイトトンボ               (画像をクリックすると大きくなります)
アジアイトトンボやアオモンイトトンボの未成熟の雌に赤くなるものがいるけど、それとは明らかに違う。

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ベニイトトンボ               (画像をクリックすると大きくなります)
上から見ても、すべて、赤い。目も真っ赤です。顔、胸、腹部の上部には、黒い筋がない。こんな赤いイトトンボは初めて見ました。

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ベニイトトンボ               (画像をクリックすると大きくなります)
もう一匹いました。ちょっと尾を上げて暑さ調整でしょうか。

〔 ベニイトトンボ 〕
学 名 : Ceriagrion nipponicum
分 布 : 本州・四国・九州の局地的
大きさ : 34~41mm
特 徴 : 発生時期は5月~10月頃。 生息地は局地的で
       平地や丘陵地の樹木に囲まれた水草の茂った池や沼。
       目も体も赤い。

ベニイトトンボは、環境省で、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。また、神戸のトンボ”というサイトの「トンボの話題」というページによると、兵庫県では神戸市の西部、明石市に生息地が確認されている程度。今年にいくつか情報があるくらいだとか。
希少種が身近にいるのはうれしいが、ここは、親子で、昆虫採集にやってくる。つかまらないとよいのだが・・・次の日には出会えなかったので、ちょっと心配です。

この日は、こんな蝶にも出会いました。

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ウラギンシジミの雄           (画像をクリックすると大きくなります)
翅をを広げると、鮮やかなオレンジ色をしています。

そして、この虫は?

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固まってしまった虫の顔        (画像をクリックすると大きくなります)

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キリギリスの雌              (画像をクリックすると大きくなります)
固まって動けなくなってしまった虫は、キリギリスでした。長い産卵管があるので、メスのようです。カメラを向けている間は、ピクリとも動きませんでした。驚かしてごめんね。



  

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