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2007年10月 9日 (火)

武庫川にヌートリアがいた!

雨上がりの薄ぐうらい武庫川でイタチかと思ったら、ヌートリアが泳いでいた。

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ヌートリア ・・・・・ 武庫川にて10/8撮影

〔 ヌートリア 〕
学名 : Myocastor coypus
分類 : 哺乳類 げっ歯目 ヌートリア科
原産 : 南アメリカ中南部
頭胴長 : 43~64cm
体重 : 6~10kg
尾長 : 25~43cm
前歯がオレンジ色しているのが特徴。基本的に夜行性。流れの弱い水辺に生息。遊泳得意。結氷するほど寒いところは生きられない。草食性でマコモ、ホテイアオイ、ヨシ、ヒシなどを食べる。軍用の毛皮として、また食用として輸入し飼養されていたが必要なくなって処分され、一部が野生化している。岡山県では、野菜などを荒らす害獣として大量に駆除されているそうだ。現在、西日本各地、千葉県、静岡県などで生息が確認されているとのこと。これも、特定外来生物に指定されている。

毛皮のために大量輸入され、必要なくなったら処分、放逐される。こんな人間の勝手な行いが自然を壊していく。厄介者扱いされるヌートリアも気の毒。

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イソヒヨドリの若鳥オス ・・・・・ 武庫川にて10/8に撮影
遠いうえに、逆光で、かなり補正したけど、何とか分かる程度。いつもの散策道で見つけたのは初めてでした。他にもう一羽いました。海からは10km位離れていますが、鳥さんにとっては近いのかしら。

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イソシギ ・・・・・ 武庫川にて10/8に撮影
いつも、遠すぎて写真に撮れませんでした。少々遠くですが、何とか分かるので載せてみました。

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セッカ ・・・・・ 武庫川にて10/7撮影
これも遠いけど、足を広げて止まるセッカ独特のポーズが写っていたので載せました。

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ヒガンバナ ・・・・・ 武庫川にて10/8撮影
土手沿いにところどころ咲いていました。

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アレチヌスビトハギ ・・・・・ 武庫川にて10/8撮影
帰化植物のようです。もう実をだいぶ付けていました。ここの川原は、帰化植物が多いですね。神戸などの港が近いせいもあるのでしょうか。

ここ武庫川は外来生物が多いのかもしれませんね。立て続けに出会うとはちょっとびっくりです。きっと、もっともっといるのかもしれません。日本の希少種が見つかるほうがずっとうれしいのに・・・・

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コメント

アレチヌスビトハギ こちらの林でも見られました。
外来植物だったのですね。
ヌートリアは初めて。草食性とのことでちょっと安心しましたが、野菜が被害にあっては農家の方はたまりませんね。
日本は島国なのですから、外来の動植物の受け入れをもっと厳しくしたほうが良いと思うな。
オーストラリアはかなり厳しいですよね。姪が住んでいるのですが、日本から持ち帰るものも厳しいチェックがあるみたいです。

セッカ独特のポーズ ユーモラスですね。
イソシギ は映画は見ました、内容はほとんど忘れましたが(^^ゞ
イソヒヨドリは 夏にこの辺でも見かけたことありますよ。

鴨も渡ってきてるのですね。水場はこれから賑やかになりそうですね。

投稿: zucca | 2007年10月 9日 (火) 20時34分

こんばんは。
わーい、ヌートリアだ~
駆除されているのは判りませんが、夫は時々見かけるそうです。
でも私は見たことがないのですよ。
蝶は苦手でやっぱり哺乳類のほうが好いな(^^ゞ
だけど、説明が詳しく楽しいので蝶の写真は横目でチラッと中身はしっかり読んでますよ(^.^)
蝶のお話も知らないことが判って楽しいから、これからも載せてくださ~い(^o^)丿

イソシギの目はくりくりして可愛いですね。
セッカはかえって疲れそうなんだけどどうなのかな(^^ゞ

投稿: シマのママ | 2007年10月 9日 (火) 22時34分

< zuccaさんへ >
アレチヌスビトハギ、そちらにもありますか。図鑑には西日本に多いとありましたが、どんどん広がっているのですね。
以前、帰化植物のセイタカアワダチソウが猛威をふるってススキを絶滅させるのではないかと心配している時期がありましたが、ススキもがんばって共存しているようですね。日本の気候や環境が変わらなければ在来種強しなんでしょうね。
ヌートリアは特に近畿地方に多いようで、京都でも駆除しているようです。巨大ネズミですが、かわいい顔しているのでかわいそうになりますけどね。
オーストラリアは、食料品でも卵や種子類は持ち込み禁止と聞いたことがあります。
日本も外来生物に対する危機管理の強化、大人から子供まで、正しい知識を得て、ペットなどに責任を持つことが必要ですね。
イソヒヨドリは結構、内陸まで入ってくるのですね。海辺にいる鳥と思っていたので、認識を新たにしました。

< シマのママさんへ >
やはり、ご存知だったのですね。
そちらにはたくさん生息しているようですね。夜行性なので、朝夕なら、見られるのかも知れません。私が見たときは、雨上がりで、まだ、雲が厚く暗かったので、活動し始めたのでしょう。
私も、以前は、蝶に興味はありませんでしたが、鳥を追いかけているうちに、飛んでいるものはすべて気になってきました。トンボや蝶まで追いかけ始めちゃいました。ここの環境も影響しているみたいです。
蝶に関しては自分の勉強のためにも調べたことをまとめておきたかったので簡単に書いていますが、無理しないでね。
セッカのポーズ、人間には相当筋肉を鍛えないと無理な体勢ですよね。鳥さん軽いからね。体重が問題なのかも。

投稿: ジュリジュリ | 2007年10月10日 (水) 10時49分

こんばんは。
外来種って、けっこうあるのですね。
古来種が侵食されてなくならないとよいなと、
いつも思っていますが。
環境が変わって適応できるものの勝ちになる世界、
どこでもそんな風になっていってますね。
それにしても、ヌートリア!
TVなどの映像や動物園でしか見たことないけど
うわぁ!
こんなのが草むらに出てきたら、ちょっと驚いてしまうなぁ!
顔は可愛いのに、駆除とはちょっと可哀そう。

投稿: ぴよ | 2007年10月10日 (水) 19時24分

ヌートリア?始めてです。
大きさから想像すると・・・うちの犬と同じ位なのかなぁ~
前歯がオレンジ色なの~?♪
ふふふ、見てみたーい(^^ゞ
イタチもいたりして、武庫川はおもしろそうですねぇ~
鳥もいっぱい・蝶も植物も♪
自然がいっぱいなんですネ
自然観察しながらの散策、いいですねぇ~

投稿: orenge | 2007年10月10日 (水) 19時26分

< ぴよさんへ >
ここに来て、外来種を目の当たりにして驚いています。
>環境が変わって適応できるものの勝ちになる世界
そうなんですよね。
日本の在来種よ、がんばれ!って応援したくなります。
お魚も外来種がはびこって、在来種を食べてしまっているし、植物も、鳥の世界も外来種は逞しく増殖しています。
強いものだけが生き残るのは分かっていても、悲しいですよね。
温暖化が進み、地球規模で、気候や環境が変化していったら、もう手に負えないですね。将来の日本は熱帯ジャングル?なんだか心配になってきました。
元はといえば人間が環境を変えているのですよね。
ヌートリアだって、人間が利用して、害が出るから駆除じゃあまりにかわいそう。なんとも複雑です。

< orengeさんへ >
たぶん、そちらにはあまりいないのではないかな。西日本に多いらしいです。
結構大きいです。たぶん、ハルちゃんと同じくらい。そんな巨大ネズミに出会ったら、ハルちゃんビックりですね。
私も、前歯を見てみたかった。このときは見えなかったの。
オレンジ色なんて、面白いでしょう!
一見、水の少ない荒れた川みたいだけど、草原の中にはイタチや、いろいろな生き物が潜んでいるみたいです。
川の中には小魚がいっぱい泳いでいます。外来種も含めて、楽しめる川ですよ。これから冬には何が出てくるか、楽しみなんです。

投稿: ジュリジュリ | 2007年10月10日 (水) 22時49分

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