高原で出会った蝶たち
やっと、8月半ばの旅行で撮った蝶たちを整理してみました。たくさん撮ったわりには、削除写真ばかりで、選ぶのが大仕事でした。
コムラサキのオス ・・・・・ 8/11美ヶ原高原県民の森キャンプ場にて
〔 コムラサキ 〕
学名 : Apatura metis substituta
種類 : 蝶目 タテハチョウ科
分布 : 南西諸島を除く、ほぼ日本全国
前翅長 : 30~42㎜ ・・・・(*前翅の先端から付け根までの長さ)
5~10月頃に見られる。柳類を植樹とする。樹液に集まり、川原や路上で吸水し、花の吸蜜はほとんどしない。オスは見る方向によって、青紫色に見える。
ギンボシヒョウモンのメス ・・・・・ 8/11美ヶ原高原にて
〔 ギンボシヒョウモン 〕
学名 : Speyeria aglaja
種類 : 蝶目 タテハチョウ科
分布 : 北海道、本州(東部から中部の山地)
前翅長 : 35㎜前後
6~8月下旬頃見られる。食草はスミレ類。高原の代表的な蝶。オスは性票として前翅の表、第1節~第3節(下のほう)に細い黒い線が3本はいる。よく似たウラギンヒョウモンは性票が太く2本、後ろ翅の付け根のほうにある3個の銀もんがまっすぐ並ぶ。ギンボシヒョウモンは銀もんが三角形にならび、外べりの銀もんが楕円形をしている。
出会うものすべてが、傷ついていました。
アサギマダラのメス ・・・・・ 8/12霧が峰高原にて
〔 アサギマダラ 〕
学名 : Parantica sita
種類 : 蝶目 タテハチョウ科
分布 : 本州、四国、九州、沖縄
前翅長 : 43~65㎜
4~10月ごろに見られ、食草はガガイモ科の植物。渡りをすることで有名な蝶。夏、日本本土から秋、南西諸島や台湾へ南下し、繁殖した子孫が春、再び北上して日本本土にやってくる。ふわふわ優雅に飛ぶ割には飛翔力がある蝶ですね。オスは、性票としてウラの後ろ翅の尾のほうに黒褐色班がある。
ミドリシジミの仲間 ・・・・・ 8/12霧が峰高原にて
ウラのオレンジのもんが2つに分離しているようにみえ、尾状突起が長いので、オオミドリシジミとも思えるのですが、写真が不鮮明で、しかも、少々傷ついた個体で、よく分かりませんでした。
他にもいろいろいましたが、同定ができるような写真は撮れませんでした。生き物の写真は難しいですね。思うように止まってくれませんから。
でも、今回は、コムラサキ、ギンボシヒョウモンは初見です。ミドリシジミの仲間も初見ですが、同定できず残念でした。また会える時を楽しみにしていましょう。
| 固定リンク
「昆虫」カテゴリの記事
- 背泳ぎが得意なマツモムシ(2011.04.07)
- 橙色の翅をした赤とんぼ(2009.11.06)
- 華やかな舞・・・武庫川にて(2009.10.26)
- 赤とんぼの代表-アキアカネ(2009.10.21)
- 河原の赤とんぼ(2009.10.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんばんは。
蝶の翅の色 キレイに出ていますね~。
コムラサキの色 本物を見てみたいです。
アサギマダラは 私は今年初めて見ましたけど、
焦ってしまって良い写真は撮れませんでした。
吸蜜中の花はヒヨドリバナかな?
もう一度 あの優雅な舞いを見たいです。
ミドリシジミの仲間も美しい色ですよね。
みんなお洒落です♪
投稿: zucca | 2007年9月 4日 (火) 21時31分
< zuccaさんへ >
こんにちは!
ありがとうございます。なかなか、蝶もきれいですよね。
コムラサキは、光の加減で、本当に美しい青色が現れます。両方の翅が青く見えるようにうろうろしていたのですが、うまくいきませんでした。
zuccaさんのお近くにも、いるかもしれませんね。柳の仲間がありませんか。こちらの近くでも見られるらしいのです。柳類の木、どこにあるのかしら。近くで見つけてみたいです。
アサギマダラの止まっている花は、多分ヨツバヒヨドリです。葉が輪生していたと思うので。高原にはたくさんいたので、バシャバシャ撮ってしまいました。この近くも、飛んでいるかもしれませんね。ふわふわ飛ぶ姿、見られないかな。
シジミもいろいろ種類が多くて、驚きます。同定できるくらいじっくり見れるといいのですが、動くものは思うように行きません。
美しい翅を見ていると、蝶に魅了される気持ち分かりますね。
投稿: ジュリジュリ | 2007年9月 5日 (水) 16時30分