8月11日、長野県の三城牧場近くの山荘から、百曲という山道を通って、美ヶ原高原まで散策をした。
標高1800~1900mくらいのところで、トリカブトの花の蜜を吸っている、もこもこのかわいいマルハナバチに出会った。多分、ナガマルハナバチだと思います。
もこもこした毛皮のショールを羽織っているようなかわいい蜂でしょう。 小さくて、たくさんトリミングしているので、画像が悪いですが、特徴は分かると思います。
まず、黒い顔が馬のように細長い。胸部の黄色い毛が生えているところの中央に横一文字に太くオレンジ色している。
そして、白い矢印のところに見えている、折りたたんだ、ストローのような口吻がとても長い。 腹部は、白と黒の帯状の長い毛に覆われている。
以上の特徴から、ナガマルハナバチと見られる。
〔ナガマルハナバチ〕
学名 : Bombus consobrinus wittenburgi Vogt
種類 : 昆虫類 ハチ目 ミツバチ科
分布 : 長野、群馬、山梨を中心とした本州中部山岳地帯。
東北では、南部山岳地帯の山深いところのみ。
標高1500メートル以上のところに生息
大きさ : トラマルハナバチよりは若干小さい。
参考までにトラマルハナバチ-♀20~26㎜、働き蜂10~18㎜
ナガマルハナバチが蜜を集めているのは、トリカブトであるが、美ヶ原高原あたりには、ヤマトリカブト、ツクバトリカブトが分布し、変異の多いトリカブトでは同定が難しいそうです。到底私には分かりませんので、トリカブトとしておきます。
キンポウゲ科の植物で、青紫に見えている部分はすべて、ガクです。花弁は、帽子上になった上ガク片のなかにあり、花弁の奥に距があって、そこに蜜を分泌するようです。
ところで、トリカブトはアルカロイド系のアコニチンという猛毒を全草に含んでいます。花粉や蜜にも毒があります。養蜂家達は、トリカブトの花粉や蜜が混じらないように気を使うようです。
さて、ハチは大丈夫なのでしょうか?
この毒は、人間の神経伝達物質に作用するのですが、人間と違う伝達物質を持つハチには影響がないらしいのです。
ナガマルハナバチ君、たくさん蜜を吸っても大丈夫なようですね。 よかったよかった。
~・~・~・~ おまけで ~・~・~・~
〔キバナノヤマオダマキ〕
学名 : Aquilegia buergeriana f. flavescens
種類 : キンポウゲ科 オダマキ属
分布 : 北海道、本州、四国、九州
ヤマオダマキの黄花品をキバナノヤマオダマキというようです。
美ヶ原高原では、黄花のほうが多いそうです。私は、黄花しか見つけられませんでした。
この花も、花弁に見える、白っぽい部分がガクです。黄色く下から見えているのが、花弁。上に細長く棒状に突き出ているのが距と呼ばれる部分。 この先端に蜜が分泌されるようです。 きっと、口の長いマルハナバチが蜜を吸いに来ることでしょう。 渋くて、静かな佇まいが素敵な花です。
最近のコメント