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2007年7月30日 (月)

バンの親子

武庫川の支流、仁川沿いの池で、バンが繁殖に成功し、子育てをしている。

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6月23日求愛行動と思われます。雄が尾羽をたてて、白い羽を見せています。威嚇や、誇示するための行動と見られています。メスは、平たくなって、受け入れの意を示しています。この池には20日前後に飛来したそうです。

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7月26日巣の中に居る雛に餌をあげています。
7月の上旬に誕生したそうです。3羽生まれたのですが、一羽はまもなく、ヘビに食べられてしまったと聞きました。巣はこの池に3つもあります。どこかで抱卵していたのでしょう。

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泳ぎながらでも、餌をねだっています。

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雛たちは、たいてい、浅いところで休んでいます。お母さん早く来ないかなって、待っているようです。あっ、バンはお父さんも子育てを手伝っています。
真っ黒くろすけの小さな先の赤い翼がかわいい。

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7月29日、バンは雌雄同色なので、この写真がオスかメスかはわかりませんが、のんびり、羽づくろいしています。

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雛達は、別の石の上で、かわいくしゃがんで羽づくろい。

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立ち上がると、大きな足が目立ちますね。

2羽の雛達が、無事に大きく育って欲しいものです。まだまだ、お母さん、お父さんは大変ですね。

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2007年7月23日 (月)

京都のアオバズク

7月22日、毎年アオバズクが繁殖しているという京都へ行って見た。
アオバズクの営巣は私達が確認したので3箇所。鳥見の人が集まっているのですぐ分かりました。

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営巣場所のすぐ近くで、親は見張りをしています。起きるのにはまだ早いのですが、下が少々騒がしので目を覚ましてしまったようです。 ここでは、まだ、雛達は巣の中で見ることはできませんでした。

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こちらは別の場所。もう雛達は巣立ち、巣の近くの枝で4羽固まっています。すぐそばの左端が親。見守っているのだが、まだ眠いらしく、目を閉じています。子供達は起き出したのに・・・雛達はまだボサボサです。なんともかわいい。目的のアオバズクに出会えて満足満足!

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さらに、北の端にある池では、カワセミに出会えました。暗いところだったので、背中が白とびしてしまいました。ギンヤンマなど、トンボがたくさんいたのですが、写真は撮れませんでした。

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納涼床が有名な鴨川沿いを歩いてみました。途中、粋な浴衣姿のカップルを見かけ、たくさんのカップルが川べりに座って夕涼みをしていました。

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カイツブリの幼鳥がいました。孵化後、2~3ヶ月は、首から頭にかけて、白と黒の縞模様があります。鴨川で生まれた子供なのでしょう。
他に、アオサギ、ダイサギ、カルガモ、マガモ(エクリプス)なども見られました。

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初見のハグロトンボです。メタリックグリーンの体と、真っ黒な羽がとてもきれいでおしゃれなトンボです。下の写真は、一瞬、羽を開いたときにどうにか撮れた写真です。真横から撮りたかったのですが、たくさんのカップルの目の前をうろうろして撮影していたので、ちょっと恥ずかしく、あまり粘れませんでした。変なおばさんに見えたでしょうね。伴侶は、川に落ちるのではないかとひやひやしていたそうです。

夕食は、鴨川べりに設けられている納涼床で、一杯といきたいところでしたが、帰りを考えると近くのほうが楽なので、近所のラーメン屋さんで夕食にしました。ラーメン、チャーハン、餃子にビール。ちょっと食べすぎた見たい・・・

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2007年7月19日 (木)

台風後の川原の鳥達

台風4号のため増水していた武庫川の鳥達が気になった。川原も、中洲も皆水没してしまった。風はたいしたことがなかったが、鳥達はどこで休んでいたのだろうか。16日様子を見に行った。水はだいぶ引いて、川原や中洲が少し現れていた。

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アオサギの若鳥。 何かを捕まえたが、アップしてもよく分からなかった。 この若鳥、今まで見かけなかったのに、どこから来たのだろうか。アオサギの成鳥も、いつもより増えていました。

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アマサギ。右の2羽はまだ、茶色くなれない若鳥と思われる。左の茶色くなった固体は成鳥夏羽。夏の終わりになると、冬羽に変わり白くなる。体長は50センチくらいで、コサギより小さい。冬羽になると白鷺を見分けるのが大変そうだ。

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6月15日の記事で紹介した羽の小さな5人兄弟の親子と思われるカルガモを発見。もう、お母さんを見分けることができません。羽も大きく、しっかり飛んで移動します。いつまで、一緒にいるのかな。

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こちらは、11人兄弟のカルガモ。台風で、お疲れさんなのか、中洲で、べったりしゃがみこんでいます。

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11人兄弟のお母さんは、足立ち上がって、私に警戒しています。でも、お疲れさんなのかこの後、すぐ、しゃがみこんでいました。

ケリたちは見当たりません。いつもいる中洲がまだ、だいぶ水没しているせいでしょうか。コチドリや、イカルチドリは見つけにくいですが、ちゃんといます。コシアカツバメは、虫を捕まえては、営巣していると思われる建物の中へ吸い込まれていくので、幼鳥達の飛びまわる日が待ち遠しいです。川原は、あまり変化なく、見た目には被害がなさそうでした。

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2007年7月12日 (木)

クレマチス・白麗が咲いた

クレマチス・白麗が今朝、開花しました。久しぶりのガーデニング記事です。
引越し前からついていた蕾は全然成長せず枯れてしまいました。植物も、引越しによるストレスを感じているのでしょうか。実家へ持っていったクレマチス・ヘンダーソニーも同じでした。今は、切り戻して、元気に開花しているそうです。

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2つしか咲いてくれませんでしたが、ほんのり香りがしています。下向きに咲くので、ちょっと下から覗くアングルで。

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今度は、上から。なんだか、タコ見たいです。足が少ないけど・・・・でも、ベル型に咲く花が大好きです。かわいいでしょう。

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雑草かと思いきや、クレマチスの種がこぼれて、発芽したようです。だめもとで、去年、鉢の上に種をばら撒いておいたものです。白麗か、ヘンダーソニーどちらの種でしょう。楽しみが増えました・・・・分けたいけど、鉢が増えちゃう。どうしましょう。

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ラベンダー・セビリアンブルーが、少しですが、次々と蕾が立ち上がってきます。日光不足なのか、草姿はよくありません。咲いた穂から少しずつ切り戻しているのですが、思い切りが悪いのでなかなか整いません。

隠れガーデンも少し、楽しませてくれます。

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2007年7月10日 (火)

カルガモ親子のその後

最近、カルガモ過密地帯だったところでは親子たちを見かけませんが、少し上流で11羽の子沢山親子に時々出会います。

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6月12日、以前紹介した11羽の子沢山親子です。(6月15日の記事) まだひよこみたいなチビ達がかわいかった。

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6月19日、少々上流で、子沢山親子を見つけました。私が川をのぞきこんだら、偶然カルガモのお母さんと目が合ってしまい、ちょっとビック。お母さんは、もっとびっくりしたでしょうね。静かに全員連れて少し移動し、再び雑草をパクパクしていました。

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7月8日、久しぶりに、子沢山親子と出会いました。もう、背中の模様も雛とは違います。顔もすっかり大人びてきていました。数えるとちゃんと11羽います。この親子は、無事に難を逃れて子育てをしてきたようです。まだ、子供達はお母さんの後をしっかりついて行きます。もう一息かな。お母さんがんばって。

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2007年7月 7日 (土)

ケリ

7月5日、2週間ぶりに武庫川下流域の川原散歩に出かけた。
コチドリ達の声がしない。セッカもヒバリも鳴かない。とても静かな川原だった。雨が降ったため、増水して、中州になっていたところがかなり水没していた。

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中州で、砂礫が見えていたところなのに、ここも水没している。草が伸びたせいで、鳥がいることに気がつかなかった。突然何羽か、飛び立ったので、ケリがいると分かった。

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私をにらみながら、真上を飛んでいく。

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赤い目をして、黄色い嘴と足が目立つ。飛ぶと、翼の黒白茶色のコントラストがはっきりしていて、とてもきれいだ。

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10羽ほど草むらにいたようだが、2羽ずつ飛び立っていくように思えた。カップルなのだろうか。群れでいるから、繁殖は終わってしまったと思われるが・・・

ある人の話・・・困ったことに、工事現場の駐車場にケリが卵を産んでしまった。気の強いケリは入ってくる人間や、車に突進して威嚇していたらしい。ところが、カラスに卵を食べられて撤退してしまったとのこと。これだけ必死にタマゴを守っても、守りきれない親がたくさんいることでしょう。繁殖に成功できるのは何%位なのだろうか。

ケリ
学名 : Vanellus cinereus
英名 : Grey-headed Lapwing
体長 : 36cm
足の長い大型チドリ。本州の水田、川原、草地などで繁殖。多くは留鳥だが積雪地では冬、暖地へ移動する。ケリリと鳴き、この声から、名が付いた。雌雄同色。

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2007年7月 4日 (水)

ウチワヤンマとオオシオカラトンボ

お散歩途中で見つけた初見のトンボを2種紹介します。

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< ウチワヤンマ♂ >・・・7/1甲山にて撮影

7センチほどある大きなトンボです。ヤンマと付いていますが、オニヤンマやギンヤンマの仲間ではありません。サナエトンボ科で、以前紹介したヤマサナエ(こちら5/31の記事)と同じ仲間です。はじめ、オニヤンマがいると思ったのですが、尾の先に団扇をつけていたので、お~、これが初見のウチワヤンマだと、感激してしまいました。図鑑で見たことがあったし、発見直前に人から聞いていたのですぐ分かりました。
なお、ウチワヤンマは雌雄同色ですが、この固体は、胸のすぐ後ろのお腹に副生殖器があり、角張っているのが分かります。そのため、オスと判断しました。

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< オオシカラトンボ♂ >・・・7/1甲山にて撮影

こちらも初見です。トンボ科で、シオカラトンボとよく似ています。どこが違うかというと下に比較表を載せました。また、シオカラトンボの写真も載せておきますので見比べてください。

          オオシオカラトンボ       シオカラトンボ
―――――――――――――――――――――――――――――
翅の付け根   青黒い三角のはんもん     透明
目の色      黒                 緑
尾の先(オス)   黒いところが短い        黒いところが長い

見た目で違う点を上げてみました。飛んでいると、皆シオカラトンボに見えちゃいますけどね。間違っていたり、他にも相違点があれば教えてくださいね。

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< シオカラトンボ(交尾中) >・・・7/1甲山にて撮影

この後、メスは、一生懸命、打水産卵していました。そして、オスはすぐ上を飛び回って見守っているようでした。

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2007年7月 2日 (月)

ハンゲショウにモノサシトンボ他

今日(7月2日)は、暦の上で、半夏生にあたる。(半夏生についての詳細はこちら

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< ハンゲショウ >・・・7/1甲山にて撮影
学名 : Saururus chinensis
別名 : カタシログサ
科属 : ドクダミ科ハンゲショウ属

漢字で半夏生と書き、暦の上で雑節の一つである半夏生の頃に花を咲かせ、葉が白くなることから名が付いた。また、葉の片面だけが白くなるので、片白草とも呼ばれ、半化粧とも書くようだ。
近くでは、淡い香りが漂っていました。この草には香りがあるようです。

池のほとりに咲いていたハンゲショウの葉の上に小さな生き物が休んでいました。

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< モノサシトンボ >・・・7/1甲山にて撮影

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< クロイトトンボ >・・・7/1甲山にて撮影

初見のモノサシトンボと以前紹介したクロイトトンボでした。モノサシトンボは少し大きめで、長さ4cmくらい。クロイトトンボは隣の葉にいたのですが小さいくて、2.5cmくらいです。

~・おまけで・~・~・東京でのにわか大工仕事・~・~・

先週の嫁仕事は、義母の庭のお手入れ。幸い、芝はまだ、あまり伸びていなかったので、芝刈りはなく、雑草取りと蔓物や、延びた草などの選定作業、花の終わった鉢などの片付けや、植え替え。そして、問題が一つ。

道路に面した玄関側に、車が一台止められるくらいのスペースがあり、そこを、他人の車が、方向転換などに利用して乗り入れるので、侵入防止の鉢を一つ作って欲しいとの依頼がありました。花は手入れが大変だから、葉っぱだけでよいとのこと。
確かに、轍のあとが付いていました。でも、一鉢では侵入防止になりません。そこで考えて、急遽作ったのが、バリケード付きプランター。

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余っていた2×4材を切れないノコギリで、メジャーもなく切断、細いドライバーでコースレッドをねじ込み、どうにか、組み立ててみました。木の柵と同じペンキが残っていたので、それを塗って出来上がり。入れる鉢は、奥にある寄せ植え。まだ寂しいけど、ミントブッシュに、銀葉のヘリクリッサム、濃い赤紫のコリウス、そして、緑色だけのヘデラを植え込みました。ヘデラが垂れてくると感じがよくなると思うけど・・・ペンキが乾く時間がなかったので、設置は、義母にお願いして、帰ってきました。
手には豆ができてつぶれ、背中は少々筋肉痛。ちょっと、日程が厳しかったかな。

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